人間は、一人で生まれて、一人で死んで行く。 生まれたと言うことは、死ぬと言うこと。 その死ぬ日まで精一杯生きなくてはいけない…村瀬明道尼僧
今日、テレビで放映されていた尼僧のこの言葉を すい臓癌で、残りわずかの命であると宣告されている 私の、同い年のいとこに聞かせたい。
昨年、調子が悪く病院に行った時にはすでに手遅れ状態 手術ができないまま、抗がん剤治療だけ続けていた
少し前までは、治療に励みながら、思い出作りと言っては 家族と旅行したりしていた
ところが、ここ最近は、痛みがひどくなってきたせいもあり 夜、眠れない状態が続いている そして、感情が抑えられず、すぐに怒り出す 家中のものを投げつけたり、壊したり、大声で怒鳴ったり 奥さんに「出て行け」と言ったり・・・ まだ体力的になんの問題もないので 怒り出すと、誰にも止められない
もっと悲惨なことに、自傷行為までするようになった フォークで、足・腕を刺す
それをただ見ているしかない家族も、地獄だ 暴れだす前に、包丁など危険なモノは隠す 1歳になったばかりの末息子は、この環境のせいか 彼が怒り出すたびに、大量の鼻血を出すようになってしまった。
誰も経験したことがない「死」を向かえるのは怖い だから、彼が不安定な精神状態になるのは仕方ないコトではあるが このままでは、家庭崩壊してしまう
彼の母である叔母は、いっそのこともう逝って欲しいとまで愚痴るようになってきた
どんな慰めも彼の力にはならないであろう 何かできることはないのでしょうか? 小さい時には、兄弟のようにすごしていた彼に 残りの時間を有意義に過ごさせてあげることはできないでしょうか?
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