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■ 私へ
ある薬屋さんのレジでけっこう人が並んでいるのに ものすごくマイペースでレジをうって ゆっくりと作業しているバイトらしき女の子がいました。 私の次の人は、おっせーなーーといわんばかりに 腹立たしげなため息を連発。 その後ろのおばさんは、隣のレジと どっちが早いかと見定めている。 その後ろの男の人は たった缶コーヒー1本のために ならんでいるので やきもきしつつ膝を貧乏揺すり気味にしている。
わたしはこの女の子のやることを 一部始終ながめている。 待たされているのに いらついているわけではない。 なんだか不思議。 宇宙人でも見るような気持ちで。
この人が 一体どうしてこの緊迫した状況の中で こんなにふつうの表情を保って 手さえも震えずに ゆっくりしていられるのか??
わたしだったら動揺して レジをうつ手が震えて ピリピリした雰囲気にのまれて品物をガシャーンと おとしてさらに焦ってしまったり 表情がけわしく必死になってしまうに違いない。 そうすればさらに作業は遅くなって お客さんはもっといらつくに違いない。
たしかにひかえめに見える態度や 物事を重く受け止めるまじめさを 評価されることもあるのだけれど それだけじゃ 何かが足りない気がしている。
自分の失敗や能力の足りなさを バカ丁寧さや腰の低さで ガードするのは すこしずつやめよう。 腰が低ければ確かにその場は 許されるのだけれどね。
そのかわりに 自分を肯定するおおらかさと 間違いを認める勇気を 失いませんように。。。
2003年09月08日(月)
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