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■ 厚意とのかかわりかた
仕事の都合で小学校の「下校パトロール当番」の日にちを 交代してもらいました。
その人は快く日にち代わってくれて、しかも 「パトロールのためにお仕事休まれるんでしょう? だったらここだけのヒミツってことで、 私、両日やりますよ〜」って 申し出てくださったのです。
もちろん、そんなことをしてもらうつもりはありません。 そんなことを人にしてもらうのは 私の方の気が済みません。 (反対の立場ならまだしも、相手に 自分の当番までさせるなんてとんでもない...) なので、 ほんとに代わっていただけるだけで ありがたいですって伝えました。
だけど、私の言い方がきっと恐縮しすぎたのでしょう。 なんとなく相手も恐縮した風になって 「あの、よけいなことまで申してすみません」なんて 言わせてしまいました。 (よけいなことなんかではありません)
わたしはこの方に日にちを代わっていただいて しかもこんな気遣いまでしてもらって うれしかったのです。
うれしかった。。。
だから恐縮ではなく、「ありがとう」の気持ちが 伝えたかった。 ここで一番大切なのは 相手のやさしい申し出にたいする気持ちを汲んで ありがとうの気持ちを伝えること。 恐縮ではなく...ね。 そうでないと、相手は勇気を出して席を譲ったのに 無視された人のようにさびしい気持ちになると思う。
極度の恐縮はまた 恐縮しか呼ばないけれど ありがとうの雰囲気は、相手にもうれしい気持ちを もたらすからこっちの方がずっといい。
なのに、なのに ありがとうのニュアンスは どうしてこんなにむずかしいんだろう。 あまりにも安穏とありがとうって言っていると 相手の厚意に甘えすぎているようで 落ち着かない。 この人の厚意に対する「落ち着かなさ」こそが わたしが人とかかわるのが億劫になる 要因の1つでもあるのだけれど。
でも人にされてうれしいのは 恐縮よりも屈託のないありがとう・・・なんだ。
「すみません」って腰を低く恐縮するよりも 相手を喜ばせる「ありがとう」を 上手に伝えられる人になりたい。
そう、厚意をくれたひとが幸せなきもちになる ありがとう・・・を。
2003年01月20日(月)
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