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2006年04月22日(土) 清原には内角攻めで決まり

オリックスに移籍した清原が死球で試合に出ていない。パリーグの投手が故意死球をしでかしたのかと心配したが、テレビのスポーツニュースを見る限り、当てた投手に罪はない。ニュース映像では内角球に清原が振りにいって手に当てたように見えた。主審の判断次第だが、スイングをとってもおかしくない。振りにいって手に当てたということは、打撃の意思があったということだ。
清原のヒットゾーンは真ん中から外側。高さは関係ない。高めなら本塁打する力がある。だから、スピードのない高めのスライダーなどが餌食になる。その一方、内側は詰まるか空振りだ。だから、清原は内角球を避けない。避ければバッティングアイに狂いが生じ、外側も見えなくなる。ホームベースから離れる位置を固定して立ち、軸を決めて外側を狙う。内角球に逃げれば、彼の打撃イメージはガタガタに崩れる。そのことを恐れて、清原は内角攻めをする投手を暴力的に威嚇することになる。「当てたら、ぶ・・・すぞ」と。パリーグの投手が、筋トレで鍛えられた「番長」と喧嘩はしたくない、と逃げれば、清原の計算どおりだ。
つまり、清原対策としては、巷間言われるとおり、徹底した内角攻めでいい。パリーグの投手は、清原の弱点である内角を徹底的に攻めるべきなのだ。清原はそれでも、内角球を逃げずに当たりにいくのならば、それこそ自己責任というほかない。ストライクではないが、打者の視覚を幻惑させたり、軸を崩す内角球は正当な投手の攻め手だ。それに当たってしまうのは、打者の運動神経の方に問題がある。打者の頭部を狙った故意の投球は許されないが、清原に投じた内角球は投手として当然の投球なので、問題にならないし報道する必要もない。


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