Sports Enthusiast_1

2005年12月03日(土) ガンバ、涙の優勝(速報)

とにかく、おめでとうございます、G大阪。決定の瞬間、宮本が泣いた、選手のだれもが涙涙。西野監督も泣いていた。
筆者はC大阪とF東京の中継を見ていたのだが、試合終了直前、C大阪はF東京に同点とされ、C大阪は手中にしたかにみえた優勝カップを逃した。テレビ中継がG大阪vs川崎に切り替わり、G大阪の勝利とともにC大阪はTV画面から消えた。川崎もG大阪を苦しめたようだが、G大阪の攻撃力に屈した。
残り2チームの浦和、鹿島も順当に勝ったため、千葉が最終戦、名古屋に逆転勝ちしたにもかかわらず、昨日、筆者が描いた千葉優勝の夢想は儚く消えた。奇跡(=千葉優勝)は起こらなかったけれど、Jリーグがこんなにも盛り上がり、白熱した試合が増え、選手の技術が日に日に高くなっていくことが喜ばしい。
リーグ戦が盛り上がった理由は、当コラムで繰り返してきたとおり、1シーズン制、90分・引分導入、勝点制度を導入したからだ。90分で勝つことの難しさ、負けないこと、そして、勝利の価値の重さが実感できたと思う。過去、前後期制度で優勝を重ねたきた、鹿島、磐田、横浜が1シーズン制で優勝できなかったことは、前後期制度では、真に強いチームを決する制度でなかったことを象徴している。
もちろん、5チームが最終節まで優勝の可能性を残すという事態がそうあるわけはない。混戦の主因として、変則的なリーグ日程とリーグ序盤のACL予選開催による過密日程を挙げなければいけない。前者は、日本のサッカーが代表偏重のため、クラブが被害を被った。来年がW杯開催だったため、アジア予選の開催も日程に影響を与えた。後者は、ACL予選に出場した、強豪の横浜、磐田に影響を与え、序盤鹿島の独走を許した。
筆者は日本代表の退屈な親善試合より、白熱したリーグ戦の方がはるかに面白いと思っている。だから、海外組と称して、試合に出ないで、海外リーグに「遊学」している選手が代表に選ばれることを快く思っていない。遊学している選手より、働いている選手が代表に選ばれるべきだ。日本人選手で得点王になった広島の佐藤(寿)が代表FWに選ばれない理由はない。


 < 過去  INDEX  未来 >


tram