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2004年01月29日(木) 中田と山瀬

報道によると、セリエAの中田が移籍により、完全復活したらしい。中田の力はまだ衰えていなかったのだ。朗報である。これで、日本代表のアジア予選に希望が持てる。よっぽど代表監督がへまをしなければ、中田の力でアジアは突破できる。
しかし、06年ドイツ大会で日本が02年以上の成績を残せるかはおおいに疑問。本番は強豪がひしめく。アジアとは違う。
中田復活でわかるように、団体競技のスポーツ選手は環境次第で働いたり働かなかったりすることがある。理由はいろいろあるだろう。監督、チームメイト、ポジション、クラブの雰囲気・・・それらを総称して、「環境」と呼ぶ。「人間とは環境の動物である」なんて、したり顔で言う人もいる。
さて、Jリーグでは、先述したように三都主の浦和移籍が話題になった。彼にも、清水時代の働き以上を期待したい。その浦和だが、新監督はブッフバルトで監督経験がない。一方、コーチとして、エンゲルスがきた。組織としては頭でっかち、エンゲルスが新米監督のサポート役に徹すればいいのだろうが、采配や選手起用で対立すれば、分裂もあり得る。それはともかくとして、浦和の戦力は、いまのところ、J1で最強だろう。前年、横浜が適切な補強で完全優勝したように、補強だけをみれば、浦和は前後期、どちらかの優勝に一番近い存在だと思う。
フォーメーションとしては、ブッフバルトは3−5−2を継続すると、会見で述べているので、エメルソン、田中の2トップは決まり。左サイドハーフに三都主、同右に山田となり、破壊力は抜群。
この流れで行くと、浦和のトップ下、もしくはゲームメイクは、山瀬が最有力候補である。山瀬はいい選手であるが、前年、優勝できなかった要因の1つとして、個々の選手は力があるのだが、それを束ねてチーム力とする選手の不在だった。前年の勝利は、エメルソンの個人技頼りだった。だからエメルソンが出られなくなると勝てない。新加入の三都主も個人技で突破を図るタイプ。FWもサイドハーフも個人で突破するだけであれば、勝利の確率は高いとはいえない。個人技の高いエメルソン、三都主、田中、山田を、浦和のトップ下もしくはゲームメイカー、すなわち山瀬が使いこなせるのかどうか。つまり、周りの選手がエメルソン、三都主にボールを預けて、「よろしくお願いします」となると、チームのパワーは出てこない。彼らが走りながらパスを受けるような状況を多くつくり出せれば、浦和はいいチームとなる。だから、今シーズン、浦和優勝のためのキーマンは、実は山瀬ということになる。山瀬の力が信じられなければ、このポジションを補強をする必要がある。適役はもちろん、イタリアにいる中田だが、このチームのファンタジスタといえば、小野である。小野が浦和に復帰しなければ、優勝は難しいのか。いまの浦和というチームに合った小野の代役といえば、日本人選手なら藤田だろう。
結論をいえば、浦和の最優先補強は、三都主ではなかった。クラブは高額の移籍金を補強につかったにもかかわらず、肝心な部分に届いていなかった。


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