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2003年10月07日(火) 落合監督?

プロ野球中日球団が落合氏を監督に迎えた。「オレ流」の一匹狼が管理職とは違和感がある。現役引退後はテレビ解説者として活躍、ユニークな解説者であることは認めるが、説得力に欠けた。彼の天性の野球人としての資質を自ら言語化することに苦慮している、そんなふうに見えた。中日球団が落合氏の監督能力を買って監督就任を要請したのならいいが、「落合」という名前を観客動員に利用するのであれば、愚かなことだ。「名選手、必ずしも名監督にあらず」は常識であり、「人寄せパンダ」であれば、球団にも、新監督にも、選手にも、ファンにも、不幸を招く。中日球団が落合氏の監督能力を見抜いたとしたら、球団に敬意を表したい。私のような素人には、落合氏ほど監督に不向きな天才はいないと思えるからだ。
でも考えようによっては、解説者としては説得力を欠いた落合氏だが、スポーツは言語ではないから、スポーツ選手同士となれば、彼の言葉を理解できるのかもしれない。解説ばかりがうまくっても、選手を束ねる求心力をもっていなければ、監督はできない。たとえば、いま混乱している某球団の新監督の監督就任理由が、「○○が観戦されたとき、実にいい解説をしたから」というが、そういう観点はスポーツという無政府的な分野に合わないように思う。
実際のスポーツ選手には失礼にあたるかもしれないが、私はスポーツ選手が紳士である必要を感じない。奔放にスポーツをしてくれればいいし、社会生活で多少、おかしなところがあってもいいと思っている。そもそも、天才の集まりがプロスポーツ界なのであって、そこでは超人的な運動能力がつねに求められていわけだから、「選手」で十分なのだ。余裕のある人は、社会貢献としてチャリティ、ドネ―ションをするのもいいが、それを強要しない。
さて、新監督を迎える球団は、その中日、読売、西武、ロッテ、オリックスと5球団に及ぶ。複数年契約が当たり前のポジションだから、多いとも少ないともいいにくい。なかで読売が3年契約の2年目にして、原監督を辞任に追い込んだ。私は辞めたほうがいいと思ったけれど、実は本人もまわりも、事実上の解任を快く思っていないらしい。それがゴタゴタとなって尾を引いているようだ。


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