今年のプロ野球、セリーグの首位と予想したヤクルトにけが人が続出。序盤の苦戦が容易に予想される。藤井、岩村の投打の主力がだめ、古田も万全ではない。期待のロケットボーイズが調整に失敗。こりゃ、バランスがいいの悪いの問題ではない。 とはいえ、読売だって、真田が調子を落としているし、左の中継ぎの前田の調子が出ていない。入来はケガをしていることはご承知のとおり。工藤が一年おきのジンクスを破って、今年に200勝達成を賭けるのが救いか。 セリーグで、チーム状態が順調なところは、中日、阪神の2チーム。期待した横浜が読売に2連敗して、私の予想を裏切ったようにみえる。でも、ここで一喜一憂しても始まらない。ペナント争いは始まったばかりなのだ。いくらスタートダッシュが肝心だとはいえ、序盤の20試合を20連敗したチームがあるわけではない。まだわからない。逆に決定的なダメージを受けたチームは、いまのところないともいえる。 * * 話変わって、サッカー。ユーロ04の予選、イングランドvsトルコ(イングランド・ホーム)のビデオを見た。ベッカムが好調、献身的な守備でチームの勝利に貢献した(イングランドが2−0で勝利)。ベッカムは日韓W杯ではケガのため調子が悪かったが、ビデオで見る限り、復調しているようだ。 この試合、イルハン(トルコ)と併せて、「イケメン対決」とも呼ばれた。ベッカムの活躍に比べて、イルハンはイングランドの守備陣に完全に押さえ込まれ、なかなか画面に映らない。 W杯の実績からすれば、トルコはアウエーでも、引き分けに持ち込めるかと思われたが、結果は2−0とイングランドの圧勝。このスコアは、しかし、実力の差を意味しない。白熱した、内容の濃い試合だった。この得点差は、ちょっとしたはずみでついた、とでもいえばいいのだろうか。勝利がどっちに転がるかは、神のみぞ知るのである。トルコのホームでのリベンジが期待される。
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