vs柏(磐田ホーム)は熱戦であった。特に柏の若手が闘志あふれるプレッシャーで磐田の各選手を追い詰め、押し込んだ。先制点は柏の玉田。この選手はスピードもあり、左足のキックも正確である。左サイドで有望な選手の1人と見た。 しかし、磐田の底力は高原である。個人技で2点を奪い勝負を決めたかと思ったところが、終了間際、エジウソンがPKをもらって同点。普通のサッカーでは、柏のアウエーでの善戦でドローという結末だが、日本の無粋なローカル・ルールで延長戦。蛇足とはこのことだ。何度も繰り返すが、90分いい試合であればあるほど、この延長V制度がばかばかしいというか、腹が立つ。よっぽどチャンネルを切り替えようかと思ったが、見てしまった。(結果は途中出場・西のVゴールで磐田の勝利)。 柏はエジウソン、サンパイオ、リカルジ―ニョの元ブラジル代表トリオと日本人の若手というチーム構成なのだが、まだ固まっていない。特にリカルジ―ニョが機能していない。パスの出し先がエジウソンに決まっていて、読まれている。危険なファウルも多い。30すぎのロートル元ブラジル代表トリオでは、Jリーグでも通じない。若手日本人選手がこの3人をベンチに追いやるようだと、柏も強くなるだろう。がんばれ、柏の若手選手たち! なお、この試合に限らず、磐田の福西にエルボーのファウルが目立つ。この試合では主審が見逃してイエローすら出さなかったが、一発レッドが順当だろう。副審もこうした危険なプレーには主審にアピールすべきである。磐田は強いチームなのだから、福西のプレーにはチームとして、注意を促すくらいの度量を求められる。
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