| 2002年10月08日(火) |
ジーコジャパンの第一戦? |
がいよいよ、あるらしい。私は以前にも書いたとおり、ジーコの代表監督就任には反対だ。代表監督という使い捨ての職場と、「神様」と呼ばれる実績の持ち主のジーコとが、あまりにもそぐわないからだ。こんどのW杯ドイツ大会はいうまでもなくホームではないのだから、ホーム以上の成績を残すのは相当難しい。アジア予選での敗退だってありえる。とても、「神様」がなさるお仕事ではない。 さて、走り出した以上、見守るしかない。ポイントは4バックだ。4年近く守ってきた3バックから4バックへの変更は小さくない。ただ、世界のサッカーの流れとしては、4バックが主流だという人もいるくらいで、むろん間違った選択ではない。 次に。代表メンバーの選出についてはどうか。年齢に関係なくリーグで好調な選手を選ぶという姿勢は、前監督のトルシエと変わらない。これも当たり前の話なので、当然間違っていない。 W杯後、初の国際試合であり、海外組が全員(選ばれなかった川口を除く)合流するという。その意味で、注目の一戦である。だが、相手はどうなのだろうか。ジャマイカの一流選手は英国等のリーグにいるはずだ。彼らがこの一戦のために日本に来るのだろうか。相手にはどんなモチベーションがあるのだろうか。時差調整はどのくらいあるのだろうか。こうした当たり前の情報を報道してくれないのが、日本のスポーツマスコミなのだ。 ジーコジャパンの船出にふさわしい一戦なのかどうなのか。かりに、モチベーションの低い、時差ぼけの二流ジャマイカ代表を、ホームでベストメンバーで下したところで、なんにもならない。どうでもいい、フレンドリーマッチなど、騒ぐに値しない。リーグ戦を中断してやるべき試合なのか。サッカー人気の維持のため、あるいは、ジーコジャパンの景気づけくらいの国際試合など、リーグ戦以下の扱いにしてもらいたい。真剣勝負でない顔見世興行試合など、欧州ならまず、客は入らない。
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