Sports Enthusiast_1

2002年05月25日(土) 最後のテストマッチ

サッカーW杯、開幕までの最後のテストマッチ、日本VSスウェーデン。1−1の引き分けだが、結果は参考にならない。この相手、FIFAランキングでは日本よりはるか上位の欧州の強豪。特に守備力は完璧に近い。とはいうものの、スウェーデンにとっては、あくまでも調整試合。一方の日本代表はというと、課題の守備の確認、弱体フォワード陣の建て直し、勝って調子を上げたいところ(ホーム)、さらに、新加入の中山、秋田、故障上がりの森岡のチェック、さらに小野の右サイドの確認・・・と、課題山積である。ここにきてたくさんの課題を残したトルシエ、やっぱり問題の多い監督だ。
これらの課題が一気に解決されるはずもないが、とりわけフォワード陣が心配だ。柳沢、鈴木など「得点」の雰囲気すらないぞ。高原のいないのは痛い。こうなると期待は森島だ。森島の運動量、俊敏な動きから偶然チャンスボールが出て、ヒデのミドルシュート、もしくは小野のタイミングをはずした技巧的シュートに期待するしかない。スーパーサブのアレックス(三都主)を最初から使って、先制点を狙う作戦もあるか。
さて、試合内容だが、繰り返しになるが、「日本は欧州ゲルマン系サッカーに弱い」という私の説を覆すに至らなかった。高く強い守備に攻撃陣は形がつくれない。速い攻撃に守備がついていけない、二列目の飛び出しに相手をフリーに・・・というわけだ。
総括としては、ベルギー戦もこれに近い展開になるだろうということ。しかも、こんどは調整ではなく、相手は真剣勝負で挑んでくるということ。いずれも、わかりきったこと。


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