Sports Enthusiast_1

2002年04月22日(月) エジウソンさま、失礼いたしました。

昨日、なんとなくテレビチャンネルを回していたら、ブラジルvsポルトガルのビデオをどこかのBS放送が流していたので見てしまった。
これがテストマッチとは思えぬほどの戦いぶり。ホームのポルトガルは惜しい引き分け。しかもブラジルが引き分けに追いついたきっかがなんと、元柏のエジウソンだったのである。私はエジウソンの代表入りの可能性は低いと書いてしまったので、お詫びして訂正します。実況アナによると、フェリぺはすでに彼の代表入りを決めているとのことであった。役割はもちろん、スーパーサブである。この試合でも、エジウソンは交代出場するや否や、持ち前のトリッキーな動きで相手守備陣をかく乱、ペナルティーエリア内で倒されて同点のPKを得たのである。交代出場させた監督の期待に見事にこたえたわけで、これで代表入りはより確実になった。
さてこの試合、後ろからのアタックはあるは小競り合いはあるは、とてもエキサイティングなものだった。解説者は、「どちらも自分のほうがうまいと思っているから」とその理由を説明していた。いわゆる、「意地」「プライド」というやつか。世界最高のテクニシャンぞろいの両国であるが、あたりは激しいし汚いプレイも多い。技術だけでは生き残れないのが世界のサッカー界なのだ。ただ、何度倒されても涼しい顔でプレイを続けるフィーゴはさすがである。バルセロナ、レアルマドリードを渡り歩いた男だけのことはある。
ブラジルもポルトガルもさすがなのであるが、これで、ゲルマン系の欧州チームに通じるかどうかは疑問。さらに、技術にスピード、パワーを加えた、南米のアルゼンチン、イタリア、フランスが控えている。世界の壁は厚い厚い。


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