職業婦人通信
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2007年05月24日(木) |
ホロリジャージャーな妊婦 |
マタニティマーク、というモノをご存知でしょうか。
「おなかに赤ちゃんがいます」という意思表示を行う こういうのです。
妹や周囲の友達のススメでこれをつけてみた。
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たしかに、ツワリの辛い帰りの電車、 超座りたい。ものすっげー座りたい。 クラクラするし、気持ち悪いし。
お腹の出た妊婦さんなら 人は席を譲ってくれるのかもしれないけど、 ツワリのつらい頃はまだ、お腹が出てないから 誰も譲ってくれるわけではない。
マタニティマークっていうのは、 たぶんそういう、まだお腹がはっきりしない 妊婦さんのためにあるのだろう。
だからつけてはみたけど、 小心者の私は落ち着かないことこの上ない。
「席を譲ってください」って カンバン首から提げて立ってるような気分で・・・。
しかも、実際に譲ってくださる人がいるのだ。 それがまたね、譲ってもらうのが悪くなるような人ばっかり。
たとえば、今日の話なのだが まだ1歳か2歳の、小さい子供をベビーカーに載せたお母さん。 経験者だからなんだろうか、遠くからわざわざ席を譲りにきてくださったのである。
そうすると、こっちはマタニティマークつけて 「席、譲ってくれい」みたいな意思表示をしたくせに 「いえいえあのその、えー大丈夫です、あのお子さんいるんだし座っててください、 あのー本当に何て言ったらいいか、ありがとうございますすみません」 などとシドロモドロで遠慮するのだが
「いいんです、大切な時期なんだから座って」 なーんて言われてしまったのだ。
妊娠してからなぜか、涙もろさが50倍ぐらいに増量されている私は (普段から涙もろかったのに、さらに涙もろくなって困っているよ)
それだけでホロリジャージャーと泣いてしまい、 相手を困惑させてしまうのであった。
泣くこたぁないのは自分でもわかっているのだが どうにも涙がじゃーじゃー出てどうしようもないのだ。
マタニティマークがわからない人や、死角にいる人からしたら、 どう見たって健康そうな三十路女が、若いお母さんに席をなぜか譲られ 泣きながらひたすら礼を述べている、という光景は 奇異にしか見えまい。
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泣きづわり、というものは聞いたことがないが 私はたぶんそれであり、
友達に妊娠を告白して 「良かったねー、おめでとう!」なんて言われようものなら もうホロリジャージャーだし
「志村どうぶつ園」で、赤ちゃんパンダを見た時なんてもう大号泣。 ジャンジャンバリバリ、涙のパチンコ大フィーバーの確変しまくりであった。 番組の内容を今思い出しても泣けてくる。
このような状態であるから 親切心で譲ってくれた人を困らせないためにも マタニティマークは、めちゃくちゃ身体がツラくない限りは つけるのをよそうと誓ったのであった・・・
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