職業婦人通信
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2005年06月08日(水) 隣の王子様 その2

全国すみやすい町ランキングで
ベスト4に選ばれた都市に住んでいます(自慢)

でもマンションは住みにくい。

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どことなく監禁王子に似た風貌が特徴的な隣人。
夜中に大音量のいびきをかくことと
それが時折止まるのが気にはなったが

彼の本領はそんなことじゃなかった。
つうか、いびきなんてどうでもよくなった。

なぜなら
先週、他の住人(仮名Aさん)と以下のような立ち話をして
彼に関する衝撃的な事実を知ってしまったからである。

Aさん「千代子さんちの隣の王子君ってさ」

千代子「ええ」

Aさん「ちょっと変わってるよね」

千代子「いや〜あたし、その人と話したことないんで・・・」

Aさん「でもさ、王子君って ヘビ 飼ってんでしょ?」

千代子「へーそうなんですかハハハ・・・・はは・・・は・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘビ?」

Aさん「まさか、知らなかったの?」

千代子「・・・あ・・・うう・・・ヘ・・・ビ・・・」


隣人が ヘビ飼うと知り 立ちくらみ(一句)


・・・もうねぇ、衝撃で立ち直れないよあたしゃ。

ネコとか犬とかハムスターとかさ、
ペットなら他にも色々あるだろうに、
よりによってヘビとは。

しかも、住人Aさんによれば
隣人の王子君とヘビにまつわる心あたたまるエピソードとして

エピソード1:「王子君が1週間出張して帰宅したらヘビが死んでいたことがあるらしいよ」
エピソード2:「それとねぇ、最近、ヘビを逃が」

千代子「ニガにがにが逃がしたんですか?ヘビを?」(半ば発狂)
Aさん「他に何を逃がすのよ(笑)」
千代子「笑ってる場合じゃないですよーーーっ!!その後どうなったんすか?」
Aさん「さぁ・・・つかまったんじゃないの?」
千代子「はっきりしないんですね?逃げっぱなしかもしれないんですね?」

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以来、私は物音がするたびに怯える毎日を送っている。

友達や彼氏は
「ペットなんだから毒性があるヘビじゃないだろうし、そんなに怯えなくても」
と笑うが、
お前らなんもわかってねーな!お前ら隣の家でヘビ逃がしたことあるのかえっ?どうなんだよエッ!?(マジ切れ)

だいたい大蛇なのかイッツァスモールスネークなのかも不明なのが怖い。
王子は夜な夜な大蛇をハダカに巻きつけたりとかしてるのかもしれないし
小さいヘビをいっぱい飼っているのかもしれない。怖いよぉママー!!

毎晩思い出すのは
子供の頃に読んだ、アーサー・コナン・ドイルの「まだらのひも」という
有名な推理小説である。
(「まだらのひも」を未読の方はこちら。すぐに読めます)

エアコンの通気孔、新聞受け、換気扇・・・あらゆる場所から
まだらのひもが侵入してくるような気がして
眠れぬ夜を送っている(いや、まぁ寝てるけどね)千代子である。

唯一の救いは
「ヘビのえさは冷凍してある虫で、生餌じゃないらしい」という情報
(だってさ、生餌だったら・・・その生餌を逃がしたら・・・って思っただけで怖いじゃん?)だけである。
でも、王子の家の冷凍庫には
きっとアイスとかと一緒に凍った虫が・・・ああもうそれ考えただけで倒れそう・・・。


千代子 |MAIL
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