職業婦人通信
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2005年03月18日(金) ミッドナイト沖田総司 その1

ここ1か月というもの、かつてないほどの落ちこみウェーブに飲みこまれ
粛々と会社にこそ行ってはいたものの
全くもってダウン、ダウナー、ダウネストな日々を送っていた。

普段悩んだりしないもんだから
たまに落ちこんだり悩んだりすると
普通の人の数倍ダメージを受けるのである。いやーまいったまいった。

とはいえ、何事も長続きしない性格ゆえに
悩むことにも飽きてしまい、
最近はだいぶ復調しつつある。

もうすぐ春だし。アゲてかないとね。

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10年ぶりに歯医者に行った。

女子大生時代に、歯医者と合コンして
色々歯医者の内幕話を聞いてしまってからというもの
歯医者の世話にだけはなるまいと心に決めていたのだが

ここ数か月、どうも上奥歯が冷たいものにシミるので
しぶしぶ会社のそばにある歯医者へ行ったのだ。

すると歯医者はニコニコしながら

「あー初期虫歯がいくつかあるけど
 シミてるのは間違いなく親知らずだねぇ・・・」

と言い放ち、

「そもそもこの親知らずはヘンな方向に向かって生えちゃってて
 どう頑張っても歯ブラシが届かないようになってたもんだから
 虫歯になったのも無理ないよ。
 それにしても、よくここまで我慢したねぇ。すっごく進行してるよコレ。
 もう抜くしかないねっ!
 来週抜歯、抜歯、抜歯(←なぜか「抜歯」を繰り返す)しましょう、いいよねっ?」

と、ライトな笑顔で宣告したのであった。

・・・抜歯・・・抜歯・・・抜歯・・・(薄れゆく意識)

とこりさんも以前に書かれていたが
「親知らずの抜歯」といえば
激痛のメッカ、激痛の巡礼地だって言うじゃな〜い、残念!!(←古い)
との噂である。

同僚にも友達にも彼氏にも
「ありゃ痛いよ・・・もうね、麻酔の注射から激痛の嵐」だの
「麻酔の切れた後の激痛で2日は眠れなかった」だの
「熱が出て大変だった」
などと脅かされまくり、

さらに、そんな時に限って、偶然にも同僚のエツコちゃんが
親知らずを抜いた後に高熱を発し、会社を休んだのである。

翌日、頬を腫らして出社したエツコちゃんは
「ずーっとズキズキしててさ・・・脳が飛び出そうな痛みだよ・・・」
とのコメントを発し、昼ご飯も食べられないまま帰って行った。

「脳が飛び出るほどの痛み」という言葉の意味はよくわからぬが
現在進行形で抜歯の痛みに耐える友人を見ていると
(まだ抜いてないのに)もう痛くなってきたような気がしてくる
単純な千代子であった。

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それじゃなくても精神的にがっちりメゲてる時期だったのに
さらなる抜歯への恐怖で
私の酒量は右肩上がりに増えつづけながら
翌週の処刑を怖れる日々が続いた・・・。

(つづく)


千代子 |MAIL
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