職業婦人通信
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2004年10月22日(金) ビール味のスイーツ

最近外出仕事が多くて
会社でのんびり日記を書いている時間が少なくなってます。

会社帰りに飲んじゃうし、
まっすぐ家に帰ると飲んじゃうし、
台風来てても飲んじゃって電車が止まって新宿駅南口でテレビに映った…という
「全面飲んじゃう体制」が確立されちゃってるもので
ますますパソコンに向かう時間が・・・

(以上で誰も聞きたくない言い訳を終わります)

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昨日の晩、めずらしく仕事が早め(といっても20時ごろだが)に
終わったという相方が我が家にやってきた。

相方が来るというので21時ごろまで夕飯を待っていた私は
すでに大変不機嫌であった(空腹になると私は大変な勢いで不機嫌になる)。

が、そこんところは長い付き合いの相方も想定済みで
「ごめんな〜ホ〜ラホラホラ〜お土産だよ〜シュークリームだぞぉ〜」
と、ムツゴロウのような声を出しながら抜かりなく土産を差し出し

私も私で
「やったーシュークリームだぁぁ〜」
と、難なく懐柔されてしまうのであった(バカ)。

そして夕飯が済んだあと、お待ちかねのシュークリームタイムとなった。のだが。

一口食べたところで

千代子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
相方 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

2人とも押し黙りがちに。
舌が・・・舌がしびれるんですけど・・・

シュークリームはコージーコーナーの馴染み深いもので
今までこんな味がしたことはなかった。

今日のシュークリームは
クリームを食べるとシュワーっと舌がしびれ、えもいわれぬ酸味が口の中に広がるのだ。
強いていえば、シュー皮の中にビールのクリームが入ってるような感じ。

しかし、せっかく買ってきてくれた相方に
「えらいマズいんだけど、これ、腐ってない?」
なんて言えるはずもなく、

ついに相方が
「なんか・・これ、ピリピリしねぇ?」
という一言を発するまで

千代子は押し黙ったままもくもくと
ビール味のシュークリームを食べ続けたのであった。
(↑と、いい彼女ぶりをアピール。浮気中であることはこの際無視)

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結論から申し上げますと

犯人は、シュークリームの入ってた箱に同梱されていた「ドライアイス」。

「ドライアイスが入っている場合、ドライアイスは捨てて30分冷蔵庫で放置してから食え」
という但し書きがついていたのだが、舞い上がった(そして空腹の)千代子は
そんなの見もせずにドライアイスが入ったままの箱を冷蔵庫に入れ、
箱から出してすぐに食べた。

ドライアイスの炭酸ガスがシュークリームに入りこみ、
そしてその強力作用によってクリームの味をビール味に変えてしまったのである。

(後で見たらそういう注意書きが箱の中に入っていた)

それにしても恐るべきは炭酸ガスである。

コージーコーナーのシュークリームは
ビニールの個包装がされていて密閉状態だと思っていたのだが
炭酸ガスのヤツはいとも簡単にビニール包装を透過し
クリームにまで侵入したのだ。

そして、あまりにマズいので
食べかけを冷蔵庫で放置し、翌朝食べてみたところ、

炭酸ガスの味はもう跡形もなく消滅し
いつもどおりのコージーコーナーの味に戻っていたのである。

と、いうわけで

ドライアイス付きでケーキを買ってこられた場合は
ちゃんとドライアイスを箱から出し、いったん時間を置いてから
食べることをおすすめしたい。

もしかして、こんなこと知らなかったのは私だけなのかもしれないが。


千代子 |MAIL
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