職業婦人通信
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2004年07月22日(木) キャンプwith酔払い

先週末の3連休はキャンプに行っていた。

キャンプは久しぶり。
昨年11月に酷い目に遭って以来
(おひまな方は2003年11月7日〜の日記をご覧ください)
である。

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今回のキャンプも同僚と行ったのだが
そのメンバーの中に、最近入ってきたばかりの
派遣社員の女性が1名含まれていた。
が、この人のことを私はあまり知らなかった(部署が違うから)。

のっけから真っ赤なミニスカートをはいてキャンプにやってきたのには
ちょっとビックリしたが、

「え、スカートってやっぱりアウトドアじゃおかしいですよね?
 じゃあ今着替えますから〜」

と言うが早いか、
カバンからユニクロのイージーパンツ(推定価格990円)を取りだし
皆の前で着替えたのには全員が度肝を抜かれた。

そんな彼女と飲み始めて1時間後には
彼女が物凄い破壊力の持ち主であることを誰もが思い知ることとなった・・・。

この人はハンパない酒豪かつ酒乱であった。

最初のうちこそ「私って新入りだから」という遠慮があったのか大人しくしていたが、
次第にその頭角(馬脚といったほうがいいかも)をあらわし、

浴びるほどに酒を飲んで(結果、酒が足りなくなって後輩が買いに走るはめに)、
酔ったあげくに椅子から転落しただけではなく
後ろざまに背後の川原へまっさかさまに滑落し、擦り傷まみれとなった。

さらには下ネタに走り、なぜか『デルタ』という言葉が気に入ったらしく
「私のデルタはぁ〜」
と、自らデルタ話を開陳し、全員を引かせた。

その後は次第に意味不明な言語を発するようになり、

「あたしってホラ、日本の司令塔じゃないですかぁ〜」

などと話しかけられても
あたしゃアンタが日本の司令塔だったんて知らなかったよ・・・

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こうして夜は更け、

ついに酔いつぶれた(というか、対応が面倒だから他の全員が酔い潰した)
彼女はテントに担ぎこまれた。

が、そのテントには誰も寝たがらず

「オレ、こっちのテントで寝るわ」と、ふた張りあるテントのうちもう1個のほうは
すぐに満杯となり、そっちのテントにあぶれた人は

「オレさー、いびきうるさいから車で寝るよ」
「あ、アタシも〜」
と、車で寝始めた。

自分の車がない千代子は
こうして結局、ヨッパライの隣に(しかもツーショットで)寝ることとなった。
貧乏籤もいいとこである。

彼女は夜中に起き出して
「千代子さん千代子さん」

と、熟睡していた私を起こし、

「あのね、40歳以上の男ってちょっと魅力あるよね」

と、まったくアウトドアにそぐわない話を振ってきただけでなく

適当にあしらってまた熟睡に入った私が
朝方に突如降ってきた雨の音にふと目を覚ますと

彼女はテントから首だけ出して仰向けに寝ているではないか。

ぬかるみはじめた地面を枕にした彼女の頭には
無数の雨が降り注いでいた。

彼女は
「あーーーうーーー」

と気持ち良さそうに顔で雨を受けてはいたが
仰天した千代子によってテントに引きずり込まれ、
タオルでがしがしと顔と頭を拭かれることとなった。

そういえば前回のキャンプでも
泥まみれになった他人を拭いてやったんだっけなぁ・・(回想)


翌朝、本人は起きた後も二日酔いのために
椅子に座ろうとして尻餅をついたりとフラフラしていたばかりでなく、
とにかく前夜のことは全て忘れていた。

本人いわく、
「とんでもないことをしない限り、前の晩のことは覚えていない」
そうで、

テントから首だけ出して寝たりとか、
20代の女性が「デルタ!」って連呼していたりとか
そういうことは「とんでもないこと」じゃなかったんだろうか、

と、

千代子は心中、首をかしげたのであった・・・。


千代子 |MAIL
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