職業婦人通信
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2004年07月05日(月) カフェイン戦隊エスタロンモカ

先週は非常に忙しく、睡眠時間が異常に少なかった。
・・・といっても、もちろん仕事ではない。

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まず、月曜日から昨日の晩に至るまで、毎日飲み会だった。
月曜日は会社の人と、
火・水曜日は友達と、
木曜日は浮気相手と、
金曜日は相方と、
飲んでいたわけである。

さらにここのところ、夜中にNHKで毎晩ウィンブルドンを
放送しており、飲んで帰ってきてはこれを欠かさず見ていたため
毎晩寝るのが3時とか4時とかになってしまっていた。

私はゴルフ以外のスポーツ中継はたいてい好きで見るが、
なかでもテニスはベスト3に入るほど好きだ。

にもかかわらず、テニスってさっぱり日本じゃ放映されない。
あんなに面白くて、男前もいっぱい出てくるスポーツが
何故日本ではサッパリ人気がないのかわからん。
ウィンブルドンくらいしか日本で(しかも地上波で)
テニスをじっくりテレビ観戦する機会はないのである。

と、話がそれたが
とにかくそういうわけで毎日慢性的な寝不足が続き、
当然のように会社でも眠くてしかたがなかった。

朝、満員電車に揺られながら
立ったまま寝て、

昼ごはんを口に入れたまま眠くなって(赤ん坊と同じだ)、
机につっぷしてわずかな睡眠をとる毎日であったが、

昼過ぎは特に地獄だった。

眠いのに眠ることを許されない環境というのは
こんなにも過酷なものかと、あらためて実感。
このまま眠れるなら1万円払ってもいいとさえ思った。

そんな具合で毎日、
口と目が半開きになってぼんやりしている私を見かねた
同僚にすすめられたのがコレ

コーヒー3杯ぶんのカフェインが大脳皮質に作用して
眠気を除去するという。12錠で500円ぐらい。

「どうせ大して効きゃしないだろう」と思いつつも
藁にもすがる思いで2錠をごくりと飲んだところ、

・・・すごいねコレ。すごいねエスタロンモカ(商品名)。

飲んで5分後には眠気もだるさも吹っ飛び、
すっかり元気になってしまったのである。

こうして
「カフェイン戦隊エスタロンモカ」として
生まれ変わった私は
強大な敵(貯めこんだ仕事)を全てやっつけ、
ボスキャラ(明日の仕事)までを撃退して
すがすがしい気持ちで家路についたのであった。

が。

飲みに行くために電車に乗っていた私は
突然の激しい眠気ウェーブに襲われることになった。
薬が切れたのである。

今まで抑えこまれていた眠気が一気に噴出し、
もう、立っていられないほどに眠い。

エスタロンモカは
眠気もだるさも吹っ飛ぶ素晴らしい薬であるが、
その効能が切れた瞬間の
だるさと眠さの大ウェーブはハンパではない、
ということを
身を持って知ってしまった千代子であった。

たまらず近くの駅で電車を降り、
お茶を買ってまたエスタロンモカを2錠服用したところ
5分後にはまた、ぱっちりと目が覚め、
カフェイン戦隊のヒーローとして
新たなる敵・飲酒星人ウワバミン(←底無しに飲めるため「ウワバミ」と呼ばれる友達)
に立ち向かい、
必殺技「とりあえずナマチューね早く早く」を繰り出したりしながら
元気に飲み会を終えることができたのであった。

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こうして先週は、エスタロンモカを連続服用しながら無事終了したわけだが
薬を服用してまで酒とテレビにあけくれる女30歳の人生、
これで良いのかという疑問は見て見ない方向で。


最近読んだ本:「玉蘭」桐野夏生(朝日文庫)★★★☆
自意識の強い女の出てくる小説はいつ読んでも疲れる。


千代子 |MAIL
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