妄言読書日記
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※ネタバレしています
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2013年03月21日(木) |
『ジャンゴ 繋がれざる者』『オズ はじまりの戦い』(映) |
【監督:クエンティン・タランティーノ アメリカ】
マカロニ・ウエスタンは観たことないんだけど、ジャンゴ対決だとスキヤキ・ウエスタン派だなぁと思いつつ、ずっとバッカな映画だなぁという脱力的楽しさはありました。 よくよく思い返して、タランティーノ映画観たことなかったのですが、思ってた通りのタランティーノって明るいバカだなぁという印象通り(褒めてる)
主役であるジャンゴ(ジェイミー・フォックス)よりも、ジャンゴを賞金稼稼業に誘った、シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)の軽さが印象的。 ずっとふざけたおっさんで、ジャンゴに対して師匠的な役割を果たしたんだかなんなんだか。なんでドイツ人の医者が、アメリカで賞金稼ぎやってるのかもわからんし。 同じくらい自由演技を披露していた、スティーブンことサミュエル・L・ジャクソンも楽しそうでよかったねー。
自由演技を謳歌していたベテラン陣に比べて、レオナルド・ディカプリオは相変わらず真面目な悪役っぷりで、弾けるということを……。 レオ様っていつでもどこでも真面目な青年だなぁという印象が付いて回る。 でも休業しちゃうのは残念だなぁ。 無理に悪役やらなくてもいいのになぁ。
+++++++ 【監督:サム・ライミ アメリカ】
『オズの魔法使い』におけるオズこと、オスカーがあちらの世界へ行きどういう経緯で魔法使いになったのかという部分が描かれる映画。 原作は子どもの頃に絵本で読んだなぁというおぼろな記憶。で、あとで調べたら原作けっこう長いんですねー。
ま、それはそれとして。
オズが初っ端からペテン師で、女ったらしでダメ感全開。 気球が飛ばされて初めて出会う、西の魔女セオドラ。 世間知らずでピュアなセオドラがオズを好きになっちゃって、のちにグリーンゴブリン化しちゃうあたり、全部オズのせい!オズが気を持たせたせい!!と思って、セオドラがひたすら可哀相になる。 セオドラの姉東の魔女・エヴァノラが、いまいち何したいのかわからないが、南の魔女・グリンダへの嫉妬ということでいいのか。
どう見ても魔女っていうかグリーンゴブリンだし、オズっていうかハリーだし、サム・ライミ監督まだスパイダーマン撮りたいのか?
この後、ドロシーがやってきて魔女倒されるんでしょー?と思うと、なんかこう、セオドラが可哀相!可哀相!!という気分ばっかり残るなー。 オズがグリンダとどうなるでもないし。
陶器の人形娘と飛ぶサルは可愛かった。
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