妄言読書日記
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2012年11月29日(木) 『悪の教典』(映)

【監督:三池崇史 日本】

原作未読なのですが、三池が得意そうな題材だなーと思いながら観に行きました。
海猿の伊藤英明はさほど魅力的じゃないんですが、はすみんはハマり役でいいタイミングでいい役をもらえてよかったなーと思います。
しかし、生徒達もみんな演技よかったので、生徒役や他の先生役の人たちの功績も大きいかと。
早見役がよかったなー。
早見君だけ死に様気の毒すぎる。
林遣都はがんばりました。というか、いつかこんな役やるだろと思ってた。

映画だとはすみんの殺害動機がよくわからないです。
サイコパスだから、ではちょっと弱い。
IQ高いというわりに、けっこう行き当たりばったりな感じもするはすみん。
殺害シーンがさほど美しくないので(絵的にとか動機的にとか)、数多あるサイコパスものやシリアルキラーものの中で記憶に残る映画ってわけにはいかないかなー。

伊藤英明の全裸懸垂と、山田孝之の変態っぷりが笑えました。

実にばったばったと撃ち殺される生徒たちの絶望感はよかったけど、最後に「To be continued」と出たときの絶望感が一番でかい。



蒼子 |MAILHomePage

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