妄言読書日記
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2012年10月05日(金) 『播磨灘物語 4』(小)

【司馬遼太郎 講談社】

前半は中国攻めで、後半は中国大返し。
そして最後にちらっと、秀吉が天下を取った後のことが。
この巻は官兵衛がどうのという感じはあまりなく、中国攻めも毛利方の視点の方が多いし、本能寺以降はまとめに入ったというような駆け足感。
官兵衛小説は、救出されて以降、作家が盛り下がるという傾向が。

しばりょが、あとがきで、友人に持ちたかったと言うように、過大評価されるわけでもなく過小評価でもなく、まさに中才の普通に一人の人間として描かれていて、人物像としては好きでした。
細々したところで、それ違うよ、と思ったりしたけど。
あと、息子の長政の扱い悪いな。
一人息子愛してなかったわけはないと思うんだけど。
あと、又兵衛の方を可愛がったというのも違ったと思うけど。



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