妄言読書日記
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2012年06月23日(土) 『播磨灘物語3』(小)

【司馬遼太郎 講談社文庫】

大変、ちんたらちんたら読んでるけど、面白くないわけではなく面白いのでちんたらと。
ただ、3巻は前半官兵衛が監禁されてるターンなので、若干退屈にならないでもない。
あの、藤の花エピソードは後世の創作だろうとは思うんですが、やっぱりどうしてもしばりょであっても入れたくなるもんなんですねぇ。
美しいエピソードだものねぇ。
投獄中の唯一の出来事と言ってもいいくらいだし。
私は官兵衛が行方不明になったあとの、官兵衛父のシーンがいつも好きです。
父上かっこいい。

官兵衛は性急に織田方に着くことを決めすぎなんじゃないか、別に織田に着いていなくてもよかったんじゃないかってたまに思うんですが、播磨灘では初めて、そのことについてちょっとだけ触れていて安堵。
しばりょはエピソードの拾い方が細かいなーと思う。

本能寺まで行くかと思ったら、四国攻めの辺りまでで3巻終了。



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