妄言読書日記
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2012年05月16日(水) 『信長私記』(小)

【花村萬月 講談社】

萬月先生、歴史物も書くんですねーという興味と、先生の作風と信長はマッチしそうだなーということで。
読んでみたら意外と普通の信長で、うつけ時代の信長が書いた私記、という体だけれど、ところどころ信長が親切に説明するのでなんだか笑える。
意外に優しい、信様。
冒頭で村娘を唐突に切り殺してるくらいで、あとは割と温厚。
天然な竹千代との交流が微笑ましく。

しかし、全体的に薄味な印象でした。
萬月先生のほかの作品に比べても。



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