妄言読書日記
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2012年03月21日(水) 『聚楽 太閤の錬金窟』(小)

【宇月原晴明 新潮文庫】

『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』の続編。
信長の死後、今度は豊臣秀頼を中心に、秀吉やら家康やらが右往左往といった感じ。
前作よりもとんでも感が増して、忍とバテレンのバトルって!とちょっと笑えました。
山田風太郎かと。

信長は死んでるのですが、信長の影響下にある秀吉、家康が二人とも同士として割と仲がよいというのが新鮮。
竹千代と信長、秀吉が瓜食べる回想シーンはよかったな。

やや前作より長くなって、まとまりに欠くような印象でしたが、面白いです。やっぱり。



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