妄言読書日記
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2012年03月20日(火) 『ゴーストハント7 扉を開けて』(小)

【小野不由美 メディアワークス】

ついに最終巻ということで、シリーズ通しての謎が色々判明しますので、必然的に感想もネタバレ大量に含みますよ。

前作で満身創痍な面々でしたが、今回もやや尾を引いて。
ナルの正体が今回メインなんで、その他メンバーは割りと早々に退場させられた感じがします。
最終回なのに活躍の場がなくてちょっと残念な気も。

最初の頃から、夢の中のナルは第二人格が兄弟のどっちかなんだろなーと思いつつ読んでいたので、やっぱりかと。
で、第二人格はちょっと無さそうだぞ、と思っていたので、あとは兄弟と思しき夢の中のナルの生死と、麻衣の恋の相手は結局誰であることになるのか、という部分が気になっていたわけですが、なるほどなーと。
麻衣の片思いの相手がナルではなく、ジーンだというのはきっぱりしていていいと思います。
ここまで来て、ナルが好き!と言われても、こらこらと。

ナルの正体についてはあまり考えてなかったので、あぁ、そうかーと。
ぼーさんがただただ気まずい。

怒涛の伏線回収ですごいなぁという最終巻でした。
あと、心霊薀蓄毎回楽しい。言われて見れば、海外のホラーの幽霊は被害者じゃなく加害者だな!なるほどー。



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