【アントナン・アルトー 訳:多田智満子 白水Uブックス】ヘリオガバルスはローマの皇帝の一人だけれども、この小説を歴史小説と呼ぶのは難しい。たいそう面白かったのだけれど、その面白さとか内容を説明するのも難しい。小説の面白さはこういう小説を読んだときに一番感じるけど、こんなのばっかりだとそれはそれで頭がどうにかなるな。