妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年12月19日(金) 『妄想炸裂』(他)

【三浦しをん 新書館ウイングス文庫】

んー。ついにこの読書日記にしをんが登場したかーと、私が思っているだけなんですけどね。
しをんは毎度、イラストレーターに恵まれている。
デビュー作は藤原薫だったし。
だから、よっく覚えてるんですけどね。
誰だ、三浦しをんって?と思って。
今回は羽海野チカですし。
可愛いなぁ。
私が好きなイラストレーター(と言うより漫画家)ばかり。

で、webの「しをんのしおり」は読んでいるのですが、書物を読むのは初めてです。
帯「知らない世界が待っている」

申し訳ないがとても馴染みの世界でございました……。

なのでどうしても、しをんのエッセイを読むと、「む、負けた」「いや勝っている」と思ってしまう。
負けても勝ってもろくなもんじゃないのは分ってるんですけど。

移動の乗り物、待ち時間にさらっと読むのが丁度良い感じ。
デビュー間もなくなので、まだ笑いのパンチは弱いような気も致します。

そんな中、「森の小熊」にはいたく共感いたすものが。
暗がりに停めてある車の中の男二人を不審に思うしをんの妄想。
わざと、私に見せようという意図が働いているのではないか。私がその情景を見て「ニヤリ」としたとたん、黒服の男たちがわらわらと八十人ぐらい森から出てきて、「ホモずきの女を発見。捕獲します」などと無線で通信しながら、私を捕まえるんじゃなかろうか。
ホモずきとは、どうしてかくも後ろ暗いのだろう・・・
本当にこんな男たちにいつか連行されるかもしれない。
でもきっと、その時は私よりもまずは私の友人が連行されるだろうな。
中睦ましげな男性二人をこっそりと観察しに行く子だから。

ところでしをんは一体いくつなんでしょう。
多分私よりちょっと上、くらいだと思うんですけどねぇ。
あまり歳だ歳だと言うと、年配に怒られますぞ。
爺趣味であっても、やっぱり若い人、だと感じます。



蒼子 |MAILHomePage

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