妄言読書日記
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2003年09月13日(土) 『創竜伝12竜王風雲録』(小)

【田中芳樹 講談社文庫】

お久しぶりの創竜伝はまた番外編。もう本編忘れたよ。
なんで、余くんが表紙なのか。嫌だと言う訳ではなく、あまり出ていなかったのになぁ。

竜王編というのかなんというのかなのですが、キャラの呼び方は、始、続、終、余でいきます。
青、赤、白、黒ではなんだかぴんとこないのです。字にいたってはさっぱり覚えてません。

宋時代を書きたかっただけなんじゃないか・・・そんな疑惑が頭をもたげますが、田中が楽しそうだったのでいいんじゃないでしょうか。
私は今年三国志ブームだったのですが、この期に他の中国史も読んでみたいものだと思っているのです。
田中の中国歴史小説はあまり評判上々という気がしないのですが、どうなんでしょ。

で、中身ですが。
うまく史実と絡めているのだろうけれど、それだけという気もしますなぁ・・・。
自分が覚えていないからと、終君に呪文を覚えさせようと思っていた始さんが、意外でした。
そんな方でしたか・・・・?
ちょっと見ぬ間にルーズになっちゃって。可愛いです。

全く関係ないですが、始さんはトリビアいっぱい知ってそうです。
あと、これも全く関係ないですが、続さんは長男が結婚するまで、絶対に自分の幸せを探さなさそうなので、始さんは早く幸せになってあげたがよいと思います。
まあ、始さんが結婚しても自分の幸せ探さなさそうですが。続さんは。
続さんと茉理ちゃんはいまいち仲が良さそうではない、と思うのは気のせいでしょうか。

久しぶりに竜堂兄弟の座談会を読むと、辛辣だわーと思います。
昔はそうも思わなかったのは、今ほど世情を知らなかったせいなのかも。



蒼子 |MAILHomePage

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