妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2003年04月24日(木) |
『三国志8 吉川英治歴史時代文庫40』(小)『ぱじ6』『ブラックジャックによろしく5』(漫) |
【吉川英治 講談社】
終わってしまったなあ。 なんとも寂しい気分です。
陰湿で腹黒いイメージのつきまとう司馬懿ですが、なかなかお茶目だと思うのですが。 吉川版の司馬懿はそういう雰囲気じゃなかったです。 なにかと孔明を絶賛することを惜しまない司馬懿は男前だと思います。
孔明と魏延の仲がいよいよ悪くなって。 劉備存命中はそういう雰囲気もなかったのですが、やはり最初からこの二人は仲が悪いままだったようです。 某三国志の影響で、この二人というとなんだかなーと思ってしまうんですけれど・・・。
最後の御払いが孔明の寿命を縮めたのではという気がしますが、そういう時代なので言っても仕方ないことですね。 それよりもこんなところでも魏延ですよ。 祭壇の炎をうっかりで消す魏延。それは姜維も怒ります。孔明も思わず倒れ伏します。
趙雲は最期までかっこいい人でした。 嫁がいないのに子が二人もいて、あれー?でしたが。養子? どちらでもいいですけどね。
それにしても馬超さんはどうなっちゃったんだろう? 西に置かれたっきり出てこなかった。と思う。
人材難に悩む孔明が、関羽がいたらなあ、と思うところにじんわりします。 あまり仲が良くなかったのに。 孔明ってあまり武将と仲が良くないイメージです。趙雲が例外。
私、孔明贔屓ではないのですが、それでも劉備死後の孔明と言うのは痛々しい感じがして見ているのは辛かった。 どうして人材がいないんだ、蜀!と思わずにはいられない。
三国志というのは結局、誰一人大望を果たせないままに終わる物語だったんだな。 なんとも切ないです。
+++++++++ 【村上たかし 集英社ヤングジャンプコミックス】
密かに普及したい漫画。 毎回、なんだか泣いちゃう。 ももちゃんの成長をぱじと共に見守り、ぱじの長寿をももちゃんと共に願いつつ読んでます。
裏表紙でランドセルをしょっていたので、いよいよ?と思ったけれどまだみたいです。 ももちゃんの成人式の時自分が90歳で、もう無理だ、と嘆くぱじにそんなことないよ!!と言いたい。
杉村さんを退院させてあげたい、と思いつつ、杉村さんのいる病院なら入院してみたいとも思います。
+++++++++ 【佐藤秀峰 講談社モーニングコミックス】
ドラマ化しましたねー。 なかなかいい感じだと思います。
おかっぱの小児科先生がかっこよかった。
がん医療編です。 どこまで行っても重いテーマしかないのはわかりますが、気が重いですな。 これって、モーニングだから週刊ですよね。 毎週このテンションがよくも保てるものです。 読むのもきついよ。
二人の医師の確執がどういうものなのか気になります。
あ、今回初めて泣かなかったな。
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