妄言読書日記
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2003年04月12日(土) 『三国志6 吉川英治歴史時代文庫38』(小)

【吉川英治 講談社文庫】

ホウ統先生がやってきて、馬超がやってきました。
ホウ統、孔明への嫉妬から身を滅ぼす。
なんて罪作りなの、兄者!

のっけからテンション高めですが、悲しいですよ。
淵も亭軍山で討たれてしまい。いつ討たれたのかもわからないくらいの速さでした。

ホウ統に三つの策を告げられ、中策を選ぶ劉備。
曰く
「中庸。それは予の生活の信条でもある」
そんなに胸を張って言い切ることなのですか。
なんだかわからないですが、劉備って凄いなあと思います。

曹操軍は負けに負けている巻です。
曹操様、例の如く敗戦して引き上げる時は誰かに抱えられています。

ここでようやく、左慈が出てまいりました。
そうか、これが・・・。
左慈イリュージョンをひとしきり披露した後、なんだかわからないままに去っていきました。彼はなんのために出てきたのでしょう。
曹操がこれを機に、卜占に傾倒するんじゃなかろうかと心配です。

なんだか、官渡の頃の曹操が懐かしいです。はあ。仕方ないのか。

黄忠が活躍してました。まさに老人力。
張飛も活躍で、大人になったのね、と思います。もう50近いはずですが。

次はいよいよ・・・なんですよ。
章タイトル眺めているだけで泣けます。
最終巻なんて読めないんじゃないだろうか。



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