妄言読書日記
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2003年03月27日(木) 『三国志7 諸王の星』(小)

【北方謙三 ハルキ文庫】

周瑜と孔明が仲良しな赤壁です。
どちらかと言えば、この二人の仲が良い方が好きではありますが、仲が良すぎるような気がしないでもない。
周瑜と会った後に劉備が、
「私の麾下に加わって加わってくれたおまえに、孤独な生涯を送らせたくない」
と、孔明に対してなかなかな殺し文句を言います。
劉備、年をとって少々丸くなったような気がいたします。
きっと、孔明はいまだにあと5年でも10年でも早く生まれたかったと思っていることでしょう。

周瑜は・・・何も言えないです。
呉は短命の呪でもうけているのですか(それは、俺の屍を超えて行けネタです)

赤壁といえば逃げ延びる曹操。
曹操が負ける姿が一番ときめいてしまう私はやはりおかしいのでしょうかね。
もちろん、負けても生き延びてさらに再び立ち上がってくれるからこそ、ときめくのですが。
曹操とキョチョの絆がどんどん深まって、私はどきどきです。北方キョチョはかっこいいです。
うっかり、ビジュアルを無双やら蒼天で想像していたので、この頃少々イメージを修正しています。
無双や蒼天のキョチョも勿論好きではありますが。
城塔で詩を吟ずる曹操にじんわりしつつ、不意によろめく曹操を支えるキョチョ。
オイオイ、どこの同人ネタなんだよ・・・
50を超えても尚、可憐な曹操様に翻弄されております。
というか、年とともにさらに可憐で隙だらけなのですが。

赤壁で、ホウ統先生やら、徐庶の出番がゼロだったのが軽いショックでした。切ない。
もう、徐庶の出番ないじゃないですか。
ホウ統はなんだか、唐突に劉備軍にいるし。

惇兄が影で曹操様を支えているようでほっとします。
相変わらず出番がないのですが・・・。名前だけは良く出てくる。



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