妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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2002年07月23日(火) |
『ブラックジャックによろしく1・2』(漫) |
【佐藤秀峰 講談社】
買う気はなかったのですが、友人が買えというので。
ブラックジャック読んだことないのに、よろしくと言われても…。 (私、「え?」というようなものを案外読んでいなかったりします。こんな感想日記つけているくせに)
しかし、読んだことがなくともブラックジャックと言えばアレだとわかる、その知名度ってやっぱり凄いですよね。 と、こんな所で改めて手塚治の凄さを実感してみたり。 だって、この作品中に一度たりともブラックジャックも手塚治も出てこないんですもの。 これから出てくるのかもしれませんが。
もっと、熱い感じを予想していたら、これが淡々としている。 勿論、研修医の主人公は「医者とはなんなんだ!」と熱いのですが、作品自体の語り口は淡々。 日本の医療制度が一つ又一つと浮き彫りにされる様がぞっとします。
一晩の当直のバイトの給料が8万て、間違ってるよ。 (そこじゃないだろ)
しかし医療制度批判の漫画ではなく、あくまで医者とは?なんですよ。テーマは。 泣けますしね。
牛田さんはどう見ても人間の顔に見えない… そして、白鳥先生の脱ぎっぷりに惚れそうになりました。 北さんの背中に惚れるね。
次は小児病棟編。 なんだか怖いです。
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