妄言読書日記
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2002年06月12日(水) 『ひとゆり峠』(漫)

【山口美由紀 白泉社花とゆめコミックス】


花とゆめで、こんな思いっきり浪人が主役っていうのも、珍しい話しですが、まあ、連載していた場所がメロディならそれも有りかもしれません。
メロディは不思議な雑誌ですから。

少女漫画的なかわいらしい絵柄で、一見軽いノリの山口さんですが、ほけほけと読んでいると結構切なかったり、痛かったりします。
そういうところ好きです。
短編が上手な作家さんは、漫画小説問わず好きなのです。

表題作「ひとゆり峠」は、絶対この人死ぬんだろなーと思った通りに死んで悲しい限りです。
断っておきますが、ストーリーが読めることと面白くないことは同じでは有りません。
だって、この本の中でやはりこの話が一番好きでしたもの。



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