妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
目次前のページ次のページ


2002年04月10日(水) 『死の蔵書』(小)

書き終えて登録ボタン押す直前で、強制終了。
一から書き直しかよ!


【ジョン・ダニング 訳:宮脇孝雄 ハヤカワ文庫】

「全ての本好きに捧げます」
と帯に書かれちゃあ、読まないわけにはいきません。

古書に関する薀蓄満載ということですが、いまだ私は初版だとなぜ価値が高いのか知りません。
誤植はそんなに貴重なのでしょうか。

最初読み始めたとき、ハードボイルド調の小説かと思いましたけれど、そうでもないですね。
クリフに彼女がいるのがいただけませんが、後で自然消滅するのでよしとしましょう。
主人公の男性に最初から彼女がいると、なんだかつまらなくないですか?
主人公の女性に彼氏がいるのは気にならないのですが。
同様に、推理小説の探偵の助手が女性だとがっかりしませんか?
いまのところ、そのパターンで許せるのは萌絵ちゃんだけです。金田一少年はどうでもいいです。

ていうか、私のこの話しがどうでもいい方向へ行き始めました。

古書店店主がいっぱい出てきて、いかにその本が素晴らしいかを語る様が楽しいです。
本好きは何時間でも語ってしまうのです。
いいな。古書店経営。楽しそう。
古書・稀こう本に詳しいわけではないですが。

犯人には驚いたというより、「そういえばこんな人もいたかなぁ」くらいの認識しかありませんでしたよ。
ネフさん。
私が考えていたのは、ネフ×ルビーとか、クリフ×ニール、いや案外逆かもしれない、なんてことでしたから。
いい年した枯れたおっさんをくっつけて何が楽しいと問われれば、つまらない本を楽しく読むコツですと答えます。
(この本はそこそこ面白かったですけど)

要するに推理する気0。

最後の最後でおじ様二人組にはきれいにしてやられて、いい読後感です。
ミステリーは最後に「あ!」と言わせてくれなくては。

続編もあるのでそのうち読みましょう。
クリフとニールの関係が気になるので。
いや、ひょっとしたらルビーとの関係が…
(女性キャラは頭から消えているらしい)



蒼子 |MAILHomePage

My追加