My eternal home


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2006年03月04日(土) 晴れやかに。

久し振りに、まともに一日晴れそうだ。
今日もこれから実家へ行く為、あまり時間が無いのだが、
ちょっとだけ更新。

母の入院中、病院へは毎日...顔を出した。
最初の手術日までは、電車を利用して、
その後は雨の日も風の日もバイクで。
(日曜日は、夫の運転で、父も乗せて車で行ったけど…)
洗濯物の持ち運びがあるので、
天気が悪くても電車よりはバイクの方が楽だった。
2月後半は雪こそ降らなかったが、
日々曇天、寒さが続き、
晴れの日などほんの2〜3日程度で、
全く天候に恵まれなかったなぁという印象に尽きる。
バイクにはいつも雨具(合羽)を載せてたし。

それでも、手術が成功し、順調に回復して行けば、
いついつに退院できるという目安があったので、
毎日通えた。
これがもし先の見えない病状だったら、
多分きっと...こんなに頑張れなかったと思う。

“白内障の手術って簡単なんでしょう?”と
言う人が多いが、私に言わせればとんでもない...だ。
白眼に麻酔を打ち(この時点で、もう怖いもん)、
黒眼と白眼の境にメスを入れ、
超音波で水晶体を砕いて吸い取り、
人工レンズを入れるという手術の
一体どこが簡単だと言うのだろう。
そりゃ、脳や心臓などの手術に比べたら
リスクは低いかもしれないが、
人工レンズが沈んでしまったり、
膜が破れてしまったり、
最悪、眼内炎症で失明した例もあると聞いた。
それを思うと、本当に上手く行って良かったよ。

完全にレンズが固定するまで2ヶ月は掛かるそうで、
感染症予防の為、1日に4回の点眼は欠かせないが、
“こんなに世の中が明るかったのね〜”と
喜んでいる母を見ていると、私も嬉しくてね。
昨日のひな祭り、実家の雛人形を眺めては、
親が元気で居てくれる有り難味をしみじみ感じた。


さよ |mail