*不敗*
*もくじ*|*きのう*|*あした*
子供の世界っておもしろいなあ
ももちゃん・よしくん・さゆりちゃん・(たまご)の4人で
仲良う遊んでる
(たまご以外は 同じような年頃で幼稚園あたりかなあ)
(小学校1年くらい・・? なんせそのあたり)
ももちゃんは いかにも勝気そうで ワガママっぽい
リーダー格だ
よしくんとももちゃんがもめていた
どうやら 落ちていたポケモンのなんちゃらカードというのを
よしくんがひろた
しかし ももちゃんはそれが欲しくてたまらんらしい
ももちゃんは よしくんにそれを渡せとすごんでいる (笑)
なぜか さゆりちゃんもももちゃんと一緒になってももちゃんの応援だ
よしくんは 泣きそうになりながらも
「なんでボクがみつけたカードをももちゃんにあげなあかんの?」と
ぢつにまっとうな反論をかえしてる
理由も理屈もいらんねん
ももちゃんは そのカードがほしい それだけ 笑
ももちゃんは 腕力にでた (爆)
よしくんにつかみかかった
よしくんは たぶん ほんまなら
びぇーん と 泣いてたんやおもう
そやけど あたしら(大人)の目があったので
さすが男の子! ぐっとこらえながら
ももちゃんの手をふりほどいた
しばきかえしたれ!と 内心おもうあたしであったが
そうせんとこが よしくんの気の弱さなのか 男の優しさなのか・・
(後者であってほしいなあ)
しかし そのあと ももちゃんは(自分から殴りかかって振りほどかれたことに
我慢でけんかったんか・・)
落ちている石を物色して 1つひろた
どの石にしようかと 余裕かまして拾ってたんやから
相当なれとんな 笑
さすがに 石をひろたとこで あたしらもちょっと
ドキドキしながら 見守っててんけど・・
よしくんが「石投げるんかああ」と叫んだ
ももちゃんは あたしたちのほうを見た
目と目がおーた
あたしは 無表情(のつもり)のまま だまってみていた
でもたぶん あたしらの目を意識したんやおもう
そっと石を捨てた
(あれ うちらがおらんかったら 投げてたんちゃうかな・・)
よしくんは なにをおもたんか 不本意ながらに
カードをももちゃんに 渡した
(なんでわたすねーん!)
ももちゃんたち女子軍団は さっさと ひきあげ
別の場所で遊びだした
残されたよしくんは その場にうずくまり ひざを抱えて
男泣きしていた
何分くらいそうしてたんかなあ・・・
しばらくして よしくんは すっくと立ち上がり
ももちゃんたちのほうに まっすぐ歩いていった
なぜか さゆりちゃんに声をかけ
さゆりちゃんに 抗議しはじめた
ももちゃんは 形勢フリ?におもたんか
それとも 自分が原因やけど もうしったことちゃうわ・・みたいな顔で
たまごをつれて また場所をかえてどっかにいってしもた
(後者やとおもう 笑)
「ボクが悪いん? あのカードひろたんはボクやで
そやのに なんでさゆりちゃんは ももちゃんにカード渡せっていうたん?
あのカードももちゃんが落としたやつなん?
ももちゃんは あの○○のカードは もってへんかったやん
ももちゃんのカードをボクがひろたん??」
さゆりちゃん ピーンチ!
さゆりちゃんは 返す言葉もないみたいや
「じゃボク聞くよ!ももちゃんに聞く
それでええね?」
そうして そこから叫んだ
「ももちゃん ○○のカードなんかもってへんかったやろ?」
「ううん もってるよお もも いっぱーーいカードあるねん」
あーあー
ももちゃんは 喧嘩に強いだけやのうて
嘘も上手やったんやな・・・
それから数時間後
よしくんもももちゃんもさゆりちゃんもたまごも
みんな 笑いながら一緒に遊んでた
よしくん そのままええ男になってくれ♪
昔こども時代も確かにあったおばちゃんは そうおもうのだった・・
れお
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