ぼよっちのご近所には「葬儀屋」を営んでいるお家がある。 この家はご近所一帯から「葬儀屋さん」と呼ばれ、 余り苗字を知られていないっぽい。
ぼよっちも知らない。
ぼよっちは確かに今の家には7年くらい前に引っ越してきましたけど、 ”じもっぴー”である。 何せ、今の家から歩いて2分のところに住んでいたのだから。 それなのにこの「葬儀屋さん」の苗字を知らないのだから、 ご近所一帯もこの「葬儀屋さん」の苗字を知っている人は そんなにいないだろうと思われる。 さて、この「葬儀屋さん」、このところ評判が悪い。 ま・元々ちょっと旦那さんが変わっているらしいから 昔からそんなに評判良かった訳じゃないみたいなんだけれど。
でね。
益々、ご近所から評判が悪いわけです。 ぼよっちの家は元々はどっかの大会社の所有地で、 ぼよっちが子どもの頃は空き地でした。 空き地なんだけれども会社の所有地だったので 有刺鉄線が張られてあったので、そこで遊んだ人はいないと思う。 バブルはじけた直後くらいに会社が手放してそこに家が建ったわけです。
で。 ここ何年か前から長い事洗濯物やお布団とかを干していると 鳥のう○○が付くんですね。
何故?
と思ったら、 「葬儀屋さん」が鳩レースが趣味 とかで偉い大量に鳩を飼っているわけです。 朝と夕方に鳩を散歩させるべく放すんですが、 伝書鳩レースの鳩ですからちゃんと巣に戻って来るんです。 夏なんて布団を入れる際、暑いからと夕日が蔭ってから 入れようものならあなた!
そりゃ、洗濯しないとダメでしょう・・・状態な訳です。
そう、ついているんです。落し物が。 余りに酷いんで羽をむしって食っちゃおうかと思う時もある訳です。
いや、まじで。
最近では、鳩を狙う野良猫を追い払うべく(?) 夜9時頃に爆竹をならすんですよ、あなた! 夏ならば花火等をやる人もいるのでまだしも、 この時期の9時と言えば静かな訳です。 建売だから小さいお子さんのいる若い夫婦もいる訳で、 そういう子はおねむの時間なわけです。 そこへ持ってきて爆竹です。
横浜の中華街じゃないんだからさぁ・・・。
当然困っているのはぼよっちたちだけじゃないわけです。
でもって。 最近、「葬儀屋さん」は「葬儀屋の旦那」とは呼ばれなくなって、
「鳩ぽっぽ亭主」
と呼ばれるようになっています。 皮肉ってんのに当の本人は嬉しいのか、 誉められていると勘違いしているのか、大層お喜びになる。
めでたい人なんですかね?
葬儀屋なのに・・・。
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