2007年10月14日(日) ボク、大人になったヨ!(後編)
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とにかくね、何をしててもジンジン痛いわけよ、マイペニー。 さぞかし手術跡が痛むんだろうなあ、なんてのは女子供の考えること。 男性諸氏ならご存じの通り、デビューしたての亀頭がたまらなく痛いんですな。 手術跡(陰茎の先)はガーゼでくるまれてるから実はそんなに痛くないんだけども、 亀頭がとにかく痛い。先をちょんと指で触れただけでも痛いってのに、 ましてや歩いて亀頭がパンツに擦れようもんなら! もはや拷問の域! 手術前にお医者さんが、術後一ヶ月程度で性交渉も可能なんて言ってたけど、 いやいや、絶対無理だって! セックスどころか普通に歩くことさえ無理だって! この過敏な亀頭が一ヶ月程度で馴染むなんて今は到底考えられないんだけど・・・。 そんな状況なんで、現在術後二日目。 今まで以上に家にこもりっきりの生活を送っております。
しかし病院サイドからすれば、もちろん亀頭より手術跡のケアが一番で、 現在オレのチンコに施されてる処置の重装備ぶりが凄い。 さっきも書いたけど、まず陰茎の先にはギブス状にガーゼを巻いて、 陰茎の上、つまり陰毛の密集地帯から厚めのガーゼを庇(ひさし)のように垂らしてあって。 しかもこのガーゼを陰毛の上に直接テープで貼ってあるもんだから、 剥がすときの痛さが尋常じゃない。他に方法はなかったのか? さらには陰茎の位置を固定して、血などの汚れをパンツに付かなくするため、 T字帯と呼ばれる、ガーゼ素材の短いふんどしのようなものを履いて、 ようやくその上からパンツを履くって寸法なんだけども、 このT字帯のルックスの悪さったら半端じゃないのな。 しかもそれを脱ぐとガーゼの庇が待ちかまえてるわけでしょ。 今のオレ、パンツを脱いだだけで爆笑を取れること間違いなし。 ここまで完璧にガードするんなら、ついでに亀頭もガードしてくれって話。 ま、それだと小便の際に面倒というデメリットもあるんだろうけど。今でも充分面倒なのに。
そんな要塞のごとく手厚く守られた手術跡の一番の大敵といえば、 そりゃもう勃起に他ならないわけで。 だって陰茎が肥大すると、縫合された部分も大きくなって、 そうなると縫合していた糸が切れて、中から血がピューと吹き出して・・・。 ダメだ、想像しただけでめまいが・・・。 しかもさ、男が勃起する理由ってエロスだけじゃないじゃん。 生理現象じゃん。メンスじゃん。サラサーティーコットン100じゃん(?)。 朝立ち然り、疲れマラ然り、敵はどこにでも現れるわけよ。 もちろんオレも男の子、毎日じゃなくともまだまだ朝立ちしちゃうお年頃なわけで、 今朝も起きた途端に朝立ちを確認し、即格闘ですよ。 母ちゃんの手作り弁当、数学の公式、政治家の演説、桑田の顔のホクロ・・・。 そんなものを想像して無理からに萎えさせ、ようやく一日が始まる次第・・・。
ただ、こんな辛い手術後生活の唯一のメリットと考えてたのが仕事でね。 家にこもりっきりのこの生活中に、オークションに出品しまくろうと考えてたわけ。 が、パソコンに向かってあることに気付き、愕然。 ・・・オレの出品、エロDVDがメインじゃん! ダメじゃん! ムラムラきちゃうじゃん! 勃起しちゃうじゃん! 普段は商品として割り切ってるけど、禁欲生活中なら話は別で、 やはり裸だらけのジャケットと向き合う勇気もなく・・・。 当分仕事も出来ません。今月の家賃、ヤバい。
でもさすがに術後二日目ともなると多少コツを掴んできて、 T字帯の中でチンコを真下に固定すれば、 歩いても亀頭がほとんど擦れずに済むことに気がついてさ。 これだと多少なら歩けるし、自転車にも乗れる。 散歩や買い物にも行けて、ようやくひきこもり生活脱出かと。 ・・・しかし、だ。 男性諸氏に問う。街にはエロスが氾濫しているのをご存じか? かわいい女の子、シャンプーの香り、ミニスカート、ブラ透けシャツ、ニーソックス・・・。 さらには、折しも今年はオレの好きなカラータイツが流行中で、 普段なら「ああ、かわいいな」程度のことであっても、 禁欲生活中はそれらがエロスのアイコンとなって脳内を駆けめぐる! 発狂寸前! かくしてやっぱり外出出来ないことに気がつきました。辛いなあ・・・。
あと何週間でこの鈍痛&禁欲生活から脱出出来るのかわからないけど、 それまでオレの理性は保てるんだろうか? 包茎を治したばかりに発狂 !? そもそもなんで包茎手術なんてしちゃったんだろ・・・。後悔先に勃たず。
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