10/5(木) 音楽コレクターへの道・前編。
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断言するが、オレはもはや音楽好きではないのよな、きっと。 だって家では音楽なんてほとんど聴かないし、 iPodじゃラジオばかり。せっかく買ったNETJUKEも宝の持ち腐れ。 たまに聴くのは旧譜ばかりで、新譜を買っても一度聴いて棚に収めたり。 でもさ、長年続けてきた習慣ってのは恐いもんで、 やっぱAmazonでいろいろとCDを検索して新たな発見を求めてみたり、 誰かのブログで知らないバンドが推されてると気になって調べてみたり、 雑誌の新譜情報なんかで気になるアルバムがあるとメモってみたり、 そんな「音楽好き」が取るべき行動パターンを自然に取ってるオレがいて。 かといって、そのアルバムを手に入れてもすぐに聴きたいわけじゃなくて、 いや、もちろん当初は「聴いてみたい」という気持ちありきだったんだけど、 手に入れた時点で「やった!手に入った!」なんてそこで満足しちゃうのな。 オレがもはや「音楽好きじゃない」ということは薄々わかってるんだけど、 どうにもこの「手に入れたい」って厄介な衝動は長年の習慣で収まらなくて。 だからここらでもう割り切っちゃおうかなと。 オレは「音楽好き」じゃなくて、「音楽コレクター」なんだと。 聴かないけど、ただ所有していたい? それでいいじゃないかと。 友達が「あのバンド、新譜出したんだよね?」なんて言ってると、 「ああ、それならオレもう持ってるよ」と自慢したい? 下世話で最高じゃないかと。 過去そうしてダメな自分を肯定してきたオレのコレクトへの旅。
依然eMuleを駆使してMP3収集に励むオレですが、 やっぱどうしたって見つからないアルバムも結構あるわけよ。 だったらケチらずにAmazonで買えばいいってだけの話なんだけど、 ほら、買うほどじゃないけど聴きたいアルバムなんてのもあるでしょ。 その最たるものはやっぱ懐かしいってだけの、本当にそれだけのアルバムね。 例えばオレでいうと、ChesterfieldsやHaywainsなんかのジャングリー・ポップや、 Let's Go Bowling、Potato 5、Toastersなんかのネオスカ系、 Abrasive Wheels、Menace、Anti-HeroesあたりのB級Oi!とか、 昔は本当に好きだったけど、今じゃ絶対に聴かない、むしろ恥ずかしい。 けど一度聴いて「わー、懐かしー!」と言ってみたい、ただそれだけのアルバム。 それだけのためにCDを買っちゃうのもなあと。
でさ、別に金を払いたくないわけじゃないのよな。 そりゃeMuleでタダで拾えるんならそれに超したことはないけども、 懐かしさを満たせるんだから、それ相応の金を払う覚悟はあるわけよ。 ただ、それだけのために1,000円以上も払ってCDを買うのはちょっとな、ってだけで。 iTunes Music Store(以下、iTMS)でMP3を買おうにも、オレが欲しいアルバムなんて全然ないし、 しかももしあったところで、アルバムが1,000円以上するのはおかしいでしょうよ。 そんな値段を無形のものに払うんだったら素直にCDを買うわな。 ・・・ん? iTMS? MP3? ・・・そうか、その手があった!
後編につづく。
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