2/2(水) ゲームコピーを巡るエトセトラ。
新居への入居日(鍵をもらう日)は2月10日で、
それまでは新居のサイズを測ることすら出来ないから、
何を買うわけにも、何の準備をするわけにもいかず、
ネットでダラダラと暇を潰す以外にすることもないわけで。
今日だけで何人分の日記を読んだだろ。ゲップ。

で、こんなときにまた余計なものを買ってしまったですよ。
ゲーム界には昔からコピー(違法複製)を巡るいたちごっこが繰り返されてて、
アングラ好きからすればゲームをするしないじゃなく、
本末転倒ながら、そのいたちごっこ自体が楽しかったりするわけよ。
ま、マジコンとか空ロムとか、この辺の話をすると長くなるんで省略するけど、
今、業界を震撼させる、まったく新しいブツが巷に出回ってて。

プレステ2(以下、PS2)はゲームをコピーされないように、
PS2本体にそのゲーム(DVD-ROM)が正規品かコピーしたもの(DVD-R)かを
チェックする認証システムが採用されてるのな。
これはプロテクト(コピーガード)としては結構なもので、
実際、それでもコピーしてやろうとする輩は後を絶たなかったんだけど、
最終的に、PS2自体をある程度改造しないかぎりはコピーは無理とされてて。
となると、さすがに改造を施してまでコピーしたいって層は限られてるから、
実質的にコピーはマニア止まりで、一般層には拡大しなかったわけ。
ソニーとしてはしてやったりってとこか。

が、今まではコピーという「モノ」(DVD-R)に囚われて、
その「モノ」をいかにしてPS2で動作させるか、
言い換えると、PS2をいかにして誤動作させるか、
という方向からのアプローチだったんだけど、
ここにきて、まったく新しいアプローチからコピーを図った猛者が現れた。
例えば、iPodを買って、CDを全部データ(MP3)化して、CD(モノ)を全部売っちゃった人がいると。
あるいは、ビデオテープをすべてデータ(MPEG、AVI)化して、ビデオテープ(モノ)を全部捨てちゃった人がいると。
そう、データさえあれば、モノなんていらないんじゃ?という今どきの発想なんですな。

回りくどい話になっちゃったけど、結局その画期的なコピー方法とは何かというと、
PS2に市販のハードディスク(以下、HDD)をくっつけて、
ゲームデータ(DVD-ROMの中身)を全部その中に入れちゃおうと。
で、HDD内のゲームを読み込んで、DVD-ROMなしでプレイ出来るようにしちゃおうと。
最近のゲームのデータ量が一本平均2〜3GB程度だとすると、
160GBのHDDに入るゲーム量は60〜80本!
HDDの値段は年々安くなってきてるし、
DVD-ROM特有の読み込み時間も短縮されて一石二鳥!
これ考えたヤツ、ホントに天才だと思うわ。いや、マジで。

んなわけで、「HD Advance」なんであります。
この商品自体はDVD-ROMとCD-ROMのセットでしかないんだけど、
これをPS2に読み込ませることによって、
PS2を使ってゲームデータをHDDに送り込んだり、
また、HDD内にあるゲームを遊んだり出来るようになる、
まさに業界震撼必至の、PS2究極のコピー法なのであります。

で、今回買ったのはこの「HD Advance」と、160GBの日立製HDDと、
そのHDDをPS2に外付けするためのソニー純正アダプターとの三点セット。
ヤフオクで約二万円也。微妙?
いやいや、トータルで見ると安いもんスよ。
単純にゲームを四本コピーすれば元が取れる計算だもんね。
中には5,000円程度追加すると、
HDDにゲーム50本を入れてくれる悪徳(良心的?)業者もいたりして(笑)。

そんなゲームコピーを巡るいたちごっこ、ユーザー側から見ると実に楽しいもんです。
この商品のせいで首を吊るゲームメーカーもあるかと思うと複雑な気分でもありますが。

あ、もちろんゲームの複製は法律で禁止されてますよ。
よい子のみんなはやっちゃダメ! 絶対!


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written by オレ 

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