11/5(金) タイ・ポップの夜明けは遠い。
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しかしタイは暑い。とにかく暑い。 オレらが行ったのはまだ暑さがマシな乾期だってのに、それでも充分に暑い。 「タイには三つの季節がある。"Hot"、"Hotter"、"Hottest"だ」 なんて伝統的ジョークがあるぐらい(今回もホテルの案内係に言われた)、 とてもじゃないがクーラーなしではいられない、高温多湿の国なんである。 しかし、そんなタイにもオシャレっ子はいて、 パンクをモチーフに作られたタイブランドTシャツが売られてたりもする(三枚購入)。 さらには、やはりTシャツだけではオシャレが限られると思ったのか、 マフラーやジャンパー、コートなんかを作ってるブランドもあったりして、 店内にはくそ暑い中、三枚、四枚重ね着をしてるクレイジーな若者までいる始末。 どうやら、この環境で生まれ育ったタイ人にとっては、 乾期(オレらがいた期間は約34〜36度)は全然涼しい範疇で、 暑期(4月〜8月あたり)を思えば、やっとオシャレ出来る、って季節らしいけど、 それでも36度でマフラーはなあ・・・。 タイではオシャレも命がけだわ。
そんなタイのポップ・ミュージック事情。 旅行に行く前にネットでタイの音楽を調べてると、 数年前まではカルチャーに無縁だったタイも、 ここ最近ではポップ・ミュージックに勢いがあるらしいのね。 さらにはエレクトロニカをやってるユニットまで登場してきてるんだとか。 で、調べていったのやらジャケ買いやらで、CDを10枚ほど買ってきたんだけど、 確かにギターポップはキとりますよ。いい意味で、全然タイっぽくない。 というか、日本のフリッパーズやらカジヒデキやらのキュート系ポップ、 あのころの音楽を今のタイが踏襲してるって感じ。 オレはさすがにもう今さらその辺の音楽は聴かないけど、 これがタイ語だったら新鮮に聴けるって不思議よね。 これ、日本のギターポップ少年少女(まだいるのか?)に上手くアピール出来れば、 珍しさも手伝って、日本でも充分売れるんじゃないかなあ。 だってこのジャケなんてめちゃくちゃかわいいっしょ。北欧っぽくて。 しかも安いしね。向こうのレコ屋での売値が200B(約540円)ほどだし。 ただ、上記のジャケットデザインは飛び抜けてあか抜けてて、 今タイで一番売れてるポップ・バンドは"ARMCHAIR"ってバンドなんだけど(ここで視聴可)、 音はポップでかなりいいのに、そいつらのジャケはこんなのだったりする・・・。 まだまだタイ・ポップの夜明けは遠いか・・・。
そうそう、古本屋で在タイ日本人向けミニコミのバックナンバーを買ったところ、 なんと二月にアップして好評(?)だったこじきマンガの続編を発見! 前回とほとんど内容一緒だけど、やっぱこの人のマンガは最高だニャー。 今回は前回比二倍の大判でアップしてみましたんで、細部までとくとごらんあれ。
こじき地獄で男をみがけ!
これにてタイ話終了。お読みいただき、コークンカップ。
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