5/18(土) マンガ三昧。
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ゴールデンウィークならぬ、ゴールデンマンス(笑)もようやく終わり、 今週からバイト再開。ダル〜。
そんな鬱憤を晴らすかのように、マンガを読み漁る今日このごろ。
浦沢直樹の「20世紀少年」を一気に読む。 うーん、「モンスター」のときも同じこと思ったんだけど、 浦沢直樹のマンガってどうなのよ?と。 いろんなところで絶賛されてるようだけど、そこまでのもんか? いやね、そりゃそれなりには面白いのよな、それなりには。 でもそこにクセがありすぎて、どうも読んでて居心地が悪い。 マンガを一本の木に例えると、メインストーリーが幹となるわけで、 浦沢直樹はその幹を作るのが実に上手い作家だってのは認めざるをえない。 ただ、そこに枝葉が付きすぎて、肝心の幹を覆ってしまってはいまいかと。 巻数を増やすためのページ稼ぎとしか思えない、執拗なまでの謎解決の先送り。 本筋とは関係ない「人間交差点」(弘兼憲史)チックな「ちょっといい話」。 その場その場で先を考えて、つじつまを無理矢理合わせるがために、 増え続けるキャラクターと、どんどん肥大していくストーリー。 「ドラゴンボール」なんかのジャンプマンガならそれもありだが、 浦沢の絵と話でそれをやられるとしつこく感じるのはオレだけか? 「モンスター」の連載中、浦沢がインタビューで 「『YAWARA !』などはまずエンターテイメントありきで、 バンドに例えるなら武道館でやってるようなもの。 それに対して『モンスター』は自分の描きたいことだけ描いた、 いわばライブハウスでやってるようなもの」 というようなことを語っていたが、 全然嘘じゃん、東京ドームでやる外タレ級じゃんよ(悪い意味で)。 あと、本筋とは直接関係ないけど、浅いロックおやじ特有の 「オレはロック通だぜ」的アピール(「20世紀少年」はT.REXより命名)や、 展開のパターン化(味方と思った人が敵、改心した人は直後に必ず死ぬ)など、 そういう部分が見えてくるにつれて、居心地の悪さが増す。 「モンスター」も「20世紀少年」も五巻ほどで完結してりゃ最高のマンガだったのになあ。 ま、そんなこと言いながら一応今後も読んでいくんですが。
しかし、現在売れに売れている浦沢作品にすらそんな感想を抱いてしまうのは、 「20世紀少年」の前に読んでいたマンガが優れすぎていたからなんだろうな。 沙村広明の「無限の住人」。 この作品は、もしかするとオレの歴代マンガNO.1、 「漂流教室」をも超えてしまうかもしれない。いや、マジで。 それ以上は何も言えないし、語る言葉が見つからない。とにかく完璧すぎる作品。 マンガファンなら絶対に読んでおくべき必読の傑作とだけ言っておきます。
次はいよいよ「ジョジョの奇妙な冒険」を一気読みする予定だが、 さすがに63冊はボリュームがありすぎて、 なかなか手を付けられない始末。食べる前からゲップ。 あ、「ガラスの仮面」(文庫版・全23巻)もまとめ買いしたんだっけ。これまたゲップ。
こんな恐ろしいものが発売されんのね。 赤塚不二夫全作品が収録かあ。むーん。 めちゃくちゃ欲しいけど、七万円はないよなあ。 子供のころ、親にねだって赤塚マンガばかり買ってもらい、 小学校の卒業文集に「赤塚不二夫先生みたいなまんが家になりたい」(笑)と書いた オレとしては絶対持っておきたい作品集ではあるのだけれど・・・。 二万程度なら即買いだけどねぇ。 久しぶりに「のらガキ」や「メチャクチャNO.1」(タイトルからして凄い)が読みてぇ。 七万かあ、うーん・・・・・。 オレの中でマンガブームがキてるため、買ってしまいそうな自分が恐い。
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