禍福はあざなえる縄のごとし言葉を、失うときにただ 胸の内に繰り返してみたりするどこへでも行けると思っていた あどけない私をそっと 眠らせるように眠りにつくとき もう朝が来なければいいと祈っていたこれが絶望だと思っていた「真実」の形はいくつでもあるそれでも痛むもの 傷むものもまた いくつでもある