楓蔦黄屋
もくじ←昔のを読む新しいのを読む→

2014年11月23日(日) ロリータちゃんに、俺はなる!〜実行編2/2〜

つづき。




さて、コインロッカーに着替えの荷物を押し込んで身軽になったら
次に向かうはお昼ご飯のお店。
これは執事喫茶に行く前に食べます(なぜなら執事喫茶は高いから)(高いだけあってそれなりに旨いらしいが)。

こちらは新宿にある、これまたロリータちゃんがよく出没するという噂のとあるお店に行きました。


非常にそれっぽい店名(コースター参照)

グラスも可愛らしい



内装もね、アリスモチーフだけあってとっても可愛らしかったです。
店員さんも若い可愛い子がいっぱい。制服も可愛い。
ロリータちゃんが出没しやすいという話も納得です。

でも一人もいなかったけどなロリータファッション。
むしろいい年したオッサンの二人連れがいたわ。何でだよ。いいけどよ。

それにしても「お前がロリータちゃんになれ!」と言いたいぐらいの可愛いウエイトレスさんたちは皆、
面白いぐらいに「おそるおそる」という感じで接客してくれました。そらそうだ。








なんせウサギ連れちゃってるからな、この客。



ちなみにこのウサギは、その昔ナヲコ師匠が御自ら縫ったという伝説のぬいぐるみ「羅衣音(らいおん)」。
705パワーが宿っているならば、きっとお守りになるだろう!ということでついてきてもらいました(わりと切実に)。
おかげさまで無事に帰ってくることができたわけですが。あとツイッタでオラに祈りの力をわけてくれたみんなの力で。


…という内部事情があるなんてもちろん周りの人は知らないわけですからね、
「うわあ、アイツぬいぐるみ持っちゃってるよ…」ってな感じでちょっとしたホラーですよ、私。
そりゃあ若い女の子はビビるわ。


反してたぶん同年代だと思われる店長っぽい女性は、まったくみじんも動じずに接客。さすが。
こういうところで「年齢」を感じるのは、自分も年齢を重ねた証ですから、なんだかちょっと誇らしいような気持ちにもなりました。
こんなカッコで誇らしいも何もあったもんじゃないけど。あと、たぶん、「コイツ30代だな」って見抜かれてたと思うけど。やっぱ肌の張りが全然違うからね。



あそうそう、ぬいぐるみ、持って行くかどうか事前にかなり悩んだんですよ。
ただでさえこんなカッコしてるのにさらにぬいぐるみってどうなのか、っていう。
結論から言うと「こんなカッコしてる時点でぬいぐるみのひとつやふたつ持ってようが持ってまいがどうでもよくなる」でした。



んでまあ、ふつーにパスタとか頼んで食ったんですけど、その写真はないです。


手元とか




胸元とか




全身の写真がボカしてあるので、
「もしかしたらコイツ、ロリータ着てねんじゃね?騙ってね?」って思われる可能性を考慮して
パーツの写真を撮るのに必死だったもんで。


あと、ふつーに緊張で胃がキュウキュウいってて、パスタ押し込むので精一杯だった。


つーか、暑っちいの。食ってると汗かくの。頭と首が。
ボンネットって暑いのねー。さらに逆毛のせいで空気含みまくりのぐりぐりヘアが顔と首まわり覆っちゃってるもんだからすごい暑い。

でも、なぜか額や顔には汗かかない不思議。モデルかよ。


早々に食って立ち去り、いよいよ次は執事喫茶へ。



パッと見わかりにくいけど

電車に乗ったよ



執事喫茶は池袋だからね。山手線で移動です。このカッコで。
ちっさい女の子がずーっとこっち見てました。

そうそう、小さい子とも何人かすれちがったけど、空気読める子はいっさいこっちを見なかったのがまた笑えた。


つーわけで池袋到着。ここも人多いなー。新宿駅より多いわ。


でも私は意外なことに、人ごみを歩くのわりと得意なのです。
コツは「スッと半身でよける」と「とにかく謝りながら」の2つ。
「トラブルは全力で避けろ、弱ぇんだから」という、私が少林寺拳法で学んだ唯一の武器。


……が、今日に限ってはものすごく歩きやすいことに気づいた。


なぜなら、私の前後左右、つねに人一人分、空いてるから。


みーんな避けてんの俺を(笑)。俺だよトラブルは(笑)。俺俺ー(笑)。
マジで、これに気づいたときもうちょっとで大爆笑しちまうとこだった。


池袋なんてねほんと、ふだんはすっごい歩きにくいんですよ。
私、背が小さいんですけど、そうすっと他の人に思いのほか距離ツメられたりしやすいんですね。目測誤られて。
結果、常に軽く袖すり合っちゃうみたいな感じになって、すげえうっとうしいの。


それが嘘みたいに快適。すがすがしーい。
やだー、池袋、ちょっと好きになっちゃうじゃなーい。今までは「埼玉県池袋市」つってすげえ蔑んでたけど。


あと、池袋のキャンギャルの女の子たちが、新宿の人と違って私にも試供品を配ってくれました。

中央の文字を見ろ

文字ってか、数字を見てくれ



やだー、池袋、だいぶ好きになっちゃうかもー。
あと、キャンギャルちゃんたちもおっそろしく可愛かった。今の若い子ってなんであんなどれもこれもピッカピカに可愛いの。


…とかなんとか思いながら歩いてたら、予約の時間にウッカリ遅刻しそうになってしまいまして、
ちょっと走らざるを得ない状況になったんですが。


あのー、ボンネットって、すごく風にあおられやすいんですね。
だから脱げないように、両手で押さえて走るわけですよ(ちなみにぬいぐるみはバッグの中)。
で、ガッツリ走っちゃうとスカートがひるがえっちゃうから、
なるべく振動しないように、こう、トトトトトッと走る。こう小走りに。バレリーナが舞台に出てくるときみたいに。


結果、
「お寝坊ウサギさんをおいかけて走る不思議の国のアリスちゃん☆」みたいなことになってんの。



何自分で自分に気持ち悪いキャプションつけてんだって話ですけど、
ほんとに我ながら気持ち悪かったですよ、この時は。自分が。
傍目から見たら本当に、異世界の人物っつうか、完全に一人芝居の世界。女海賊ビアンカもビックリ。ベニスのゴンドラ見えちゃう。
「あはははははは俺ちょーーーーーきめぇーーーーーあはははははははははーーーーーー!」
って頭んなかで絶叫しながら走ったもん。


いや、こんなカッコしてるとね、ほんと、走り方ひとつ、歩き方ひとつでもガラッと変わっちゃうんですよ。
しかも計算じゃなくて本能で。マヤなみに。
「いそいそ」「しずしず」っていう擬態語がピッタリの歩き方になっちゃう。
肩も開けるだけ開いてるから肩甲骨がちょういてえし、背筋ものばしすぎて後日腰に来たし。
バッグも、片手持ちじゃなくて常にお腹のあたりで両手持ちしちゃう。まあこれは「いつひったくりに遭うかわからない」っていう警戒心のせいもあるんですけど。
そういや新宿でコインロッカー探してるときなんて、ナチュラルに人差し指をあごに当てて「んー…」って言ってたからね。
恐ろしいですよ。見た目は人を変えるよ。



そんなこんなで

来たぜ執事喫茶




はい、来ましたよついに。


中の写真は撮っちゃいけないので私は所有してないのですが、だいたいこういう内装です。


事前に他の人のレポ読みまくってだいたいの流れはつかめてたんで、
入り口でイケメン執事に「お帰りなさいませお嬢様」って言われても別に特に動じませんでしたが、
むこうも俺の姿を見てもピクリとも動じなかったのは賞賛に値すると思ったよ。


エントランスロビーで待たされること3分ほど。
執事頭っぽいおじいちゃんと、担当執事が来てくれました。
担当執事ってのはまあ、早い話がテーブル専属のウエイターです。


担当執事の三浦(仮名)、イケメンというよりカワイイ系。CV:代永翼って感じ(オタ臭い例え)。
ちっこい背丈でよく動くキャラ、アニメではよくいるけど現実にもいたのか、ってちょっと驚きました。


でもまあ、こちとら乙女・BLどちらのアンテナも持ち合わせちゃいないもんですから、
カワイイ執事くんにおもてなしされて「キャー(はあと)」ってなテンションの上がりかたではなく、


「お前が本気で執事キャラとして挑んでくるならば、こちらも本気のお嬢様キャラで迎え撃つまでだ!」

…という、完全に果たし合いの気持ちで臨みました。



・三浦、俺を「英国留学がえりのお嬢様」として設定
・俺、それ聞いて「うふふ(そういうことにしときましょうか)」
・俺、秘技「ウサギとアンニュイに戯れる」発動
・三浦、すかさず俺をトイレにつれて行くときに「ウサギさんにはお留守番してていただきましょうか」発動
・拾えるネタは全部拾う三浦の手腕に感心
・ナプキン落としたら言う前に新しいのくれたところも素直に感心
・三浦、普通にサービスマンとしても能力高いんじゃねえの(パッと見周りの執事と比べて)
・三浦に選んでもらった紅茶、超うまかった
・イチジクづくしのデザートも、超うまかった
・三浦、すげえがんばってるな、カワイイ系キャラはどうしたって王道じゃないもんな
・お前、漢だよ、俺、感動したよ


とまあ、そろそろめんどくさくなってきたんで箇条書きでまとめましたが、
いや、いい執事にあたったわ。よかったよかった。
他の人知らないけど、クオリティは高いよ。ご飯もサービスも。
興味がわいたらぜひ行ってみることをオススメします。面白いから。


あとやっぱり、ここまでキャラ作ってもらって
こっちが素だとなんつーかいろいろもったいないんで、
そういう点ではロリータちゃんで行ったほうがより楽しめるね。おトク。おトクちゃん。


つまりはこれ、ごっこ遊びなんですね。小さい頃よくやりましたが。


紅茶を飲みながら、とつぜんわけもなく
「ああ、これたぶん、俺の最後のごっこ遊びだ」
って思いが胸をつきあげました。


もう自分は親になった、もう子どもじゃない、っていう
そういう気持ちが溢れてきたというか。
ウッカリ泣きそうになりました。全然泣きませんでしたけど。
ちょっとセンチメンタルになる、執事喫茶マジック。



てなわけで90分の時間はけっこうあっという間にすぎまして、退店。
おじいちゃん執事の人は今までいったいどういう人生を歩いてきたのが、すごい気になりました。
それだけが心残りです。



実はこの写真は

すべてが終わって新宿に帰ってきたときの夕景です




今回けっきょく、ひどいヤジや誹謗中傷はひとつも受けませんでしたね。
ひったくりにも遭わなかったし、絡まれもしなかった。いきてかえれた。まじこわかった。
東京という土地柄もありますけど、やっぱり
ロリータファッションを辛抱強く根付かせてきた、メゾンや歴代の勇者ロリータちゃんたちの功績によるものでしょう。


それどころか、道中まさかの「カワイイ」「お人形みたい」って声が聞こえましたからね!
しかも3回!
(※)


※グリコの耳に入った発言はすべてグリコ本人に向けられたものとしてカウント。
 よって、全然違う人やものに対して発せられた評価だとしても、まあ、そんなのはどうでもいいじゃん。ポジティブにいこうぜ。



ルミネのエスカレータにて、真後ろにいた女性たちに
「こういう人ってまだいるんだ…」って聞こえるようにささやかれもしましたけどね。
まあ、こっちも「さぁ……」って言うしかないですよね。なんせニセモノなんで。知らない。

「こういう人」っていうのが「ネタになるってだけでコッテコテのロリータ着ちゃうヤツ」っていう意味だったら
「いねえだろそんなの(俺しか)」って答えられたけどな。


でもまあ、今日一番の大ヒットは、





サンシャイン通りにて、ATフィールドのかけらもなさそうな類の金髪お兄ちゃんに
「………お、おう、お疲れ!」
って、ためらいがちに労ってもらったことですかね。




これはハッキリ俺の顔見て言われたから間違いない。



厳戒態勢だったんでそのときはスルーしちゃったけど、
今思えばすれ違いざまにほほえみ返してやってもよかったな。



てなわけで、俺の人生最初で最後のロリータちゃん体験、これにておしまーい。



つかれたー。
やってみて一番の感想は、
「ロリータちゃんって、大変だな」ってことでした。


私は、たとえ人に何か言われても
「俺、なんちゃってロリータ野郎だし」で逃げられる部分がいっぱいあったけど、
本物のロリータちゃんたちは、いっさい言い訳がきかないんですもんね。
一番コアな部分をつねに人目にさらけ出して歩いてるわけですから。
「こいつ…全身がコアだ!」ですよ。エヴァQですよ。ともすれば自爆で道連れですよ。


まあ、そのぶん「生きてる!」って充足感もまた得られますけどね。
楽しいしね。


家に帰って、お洋服をクリーニングし、
フリルの形を整えながら、

「ああ、こんなにフリルとリボンがいっぱいのドレス着て、私、楽しかったんだ」

って、初めて自覚しました。



ありがとね

またいつか、誰かに着てもらおうね










「ロリータちゃんに、俺はなる!」-了-



おまけ

使ったカラコン(ちょっときみわるい)

2014年11月22日(土) ロリータちゃんに、俺はなる!〜実行編1/2〜

そら来たホイ来た!ダッタン人の矢よりも早く!



つーわけでいよいよ企画「ロリ俺」(略した)、「実行編」です。
「涙の実行編」としてもいい。



2014年9月某日にちようび。
ついに人生初、全身ロリータファッションに包まれる日がやってきた!


「そのまま帰ってくんな」という旦那(9時5時で子守り)からの激励の言葉を受けて、いざ出陣。


…とはいっても家から着て行くのは失うものが多すぎるので、
まずは普段着で新宿まで行き、フィッティングルームのある化粧室で着替えることに。


ロリータファッションアイテムを詰めこんだバッグを抱え、
電車に乗って新宿にやってきたんですけど。



知ってた?



日曜日の新宿って、ちょーーーーーー人多いの(笑)。





カッコ笑っちゃうほど多いの。すごいの。人だらけ。
あれー(笑)。こんなんだったっけー(笑)。あれー(笑)。あれあれー(笑)。
子ども産まれてから滅多にお外出なかったから忘れてたわー(笑)。




…とまあ笑ってるのはカッコん中だけで、本気で青ざめた。




ちょ…え、ほんとに俺、この人ごみの中をあのカッコで歩くの?メヌエットミルフィーユで?うさみみボンネットで?え?この中を?本気で?え、なんでですか?なんでわざわざそんなことしなきゃなんないんですか?


新宿南口

押し寄せる人波にほんとの幸せ教えてよ



↑これだとあんまり人いないように見えますけど、ほんっといっっっぱいいますからね。
ていうか、この写真でもいいや、ちょっと想像してみてください。ここをあなたが、今からロリータファッションで闊歩すると。



「いやいやいやいや」って思うでしょ?思うよね。


思ったよ俺も。
つーか、一瞬ここで帰っちまおうかと思った。本気で。


でももうここまで来たからには後には引けない。
「ロリータファッションで街を練り歩こうと思ってたけど、人の多さにビビって土壇場でやめました」なんて
ネタとしてはもう一番つまんねえからそんなの。
ここで負けてしまったら絶対後悔するわ!がんばって、グリコ!


…と自分を叱咤激励し、フィッティングルームへたどり着くも
もう頭ん中真っ白で、どっからどう着替えたらいいのか考えられなくなってる。
「何も考えずにここからいっこずつ出して身につけていけ」ポーチをゆうべ準備した俺グッジョブ(普段ならそんなマメなこと絶対しないのに一体どういう虫の知らせか)。


着替えながらも、緊張と恐怖で息がハアッハアいってんの俺。マジで。


少しでも顔が隠れるように、ツインテに結んだぐりぐりの髪の毛をさらに逆毛立てる。
「増やさなきゃ…増やさなきゃ…」とブツブツ言いながら震える手でクシを動かすその様は、
さながら初めてエヴァに乗った時の碇シンジ君。




それでもなんとかお着替え終了し、





生まれて初めてロリータちゃんになった俺が、







これだ!
























公開するわけねえ。





………これは、キッツい。わかってたけど、実際目の当たりにすると、マジでキッツい。



かけるよそりゃモザイク。もっと荒くしても全然いいよ。3画素ぐらいでいいよ。



つーか、なんならモザイクかけたことでちょっとイイ感じになってるからね、これむしろ。
モザイクとったらこれもれなく
「うわぁ………(絶句)」
てなるから。なったから。俺が。本人が。


あのー、よく「メイクをちゃんとしろ」とか「痩せろ」とか「なんで髪ボサボサなんだよ」とか「ちょっとはコーディネイト考えろよ」とか
そういう批評があるじゃないですか、ロリータファッションしてる人に対して。

そういう、ある意味ネタになって後世に残ってゆくような「うわぁ……」じゃなくてさ、
「ちゃんとヘアメイクをフルでやって、それなりの全身コーデして、デブと言われるほど太ってない『うわぁ………』」ってあるじゃん。


まさにそれ。今の俺。


あと致命的なのが頭身のおかしさね。顔がでかいのもあるけど、足が絶望的に短いんですよ。
「こう上から見ていって、本来続くだろうと思う先に足が続かないから、肩すかしくらう」
「スネがだるま落としみたいに一部スコーンととばされたみたい」とは旦那の評です。
あれだ、ブライスちゃん好きな人にはもしかしたら大好評かもしれないね!まあ頭部パーツは即刻取り替えられるだろうけど。


……とかなんとか、まあでも、ここでウダウダしてても仕方ないので、
覚悟を決めて、化粧室を出ました。
つーか、さっきからけっこう化粧室来る人達とすれ違ってるし。



さあ、
(たるんだ頬を引き上げるために)おめめをぱっちり見開いて、
(ほうれい線をごまかすために)ニッコリと口角をあげて、
(子持ちの背肉を隠すために)背筋をキュッとのばして、
堂々と人混みに出て行きましょう!




…。
………。
……………。



新宿駅の東南口に向かって、歩くこと数分。





周りの人達が、見ないフリをしてくれてるのが、手にとるようにわかる。





注目を浴びるでもなく、奇異の目を向けられるでもなく、ただただ、普通の人として扱ってくれる。



東京の人、すげえやさしい!
ドラえもんでもないのに、俺に石ころぼうしをかぶせてくれてるよ!


いつもはしつこいティッシュ配りのお兄ちゃん達でさえ、誰一人ティッシュくれない。



そういえば、一人ディズニーのときも感じたな、この空気。
視線は感じないんだけど、視線を外される気配はすごく感じるの。
ああ、これが都会の優しさなんだな、って思ったよ。
いや強がりでなくて、本当に。
「この優しさを肌で感じたくて、俺、こういうことしてんだ」ってまたひとつ自分のことわかったもん。




つづく。









2014年10月09日(木) ロリータちゃんに、俺はなる!〜行き先編〜

海賊王に、俺はなる!!


というわけで、「ロリータちゃんに、俺はなる!」企画レポート第二回。
今回は「行き先編」です。


単にロリータファッションに身を包みたいだけなら
家で着るか、もしくは原宿ラフォーレ地下だったかどこだったかのお金出してそういう体験ができるお店に行けばいいんですけど、
溢れる人波にたゆたってこその俺だ!ということで
自分で買ったものを着て、普通に街を練り歩くことは最初から決めてたんですが。

(※↑この一連のセンテンス、前回でも書きましたが今はちょこっと直してあります。お暇なら見直せ。)


たださ、街を歩くったって、お腹はすくじゃん。

まず喉は絶対乾くじゃん。それに絶対座って休みたくなるじゃん。

なるのよ。体力ねーから。



その場合、お店に入らないといけないわけじゃん。カフェとか、きっちゃてんに。





となると、コーヒーぶっかけられたりするかもしれないわけじゃん。




いやいやまあまあ、今となれば突飛な被害妄想だって言えますけど、
やる前はもう、ほんと怖かったからね。もうお、ほんっと。
絶対に不愉快に思う人がいるだろうし、その人が攻撃的な性格だったらもうアウトだなって。
せめてかけられるなら水でありますようにって願ったもん。色ついてたり熱湯だったりじゃなくて、無色透明のH2Oでどうかひとつ、つって。


そういや妊娠中も、外出するたび同じようなこと思ってたな。
「マタニティマーク見て『あ、妊婦だ!よし、こーろそ!』って奴に遭っちゃったらアウトだな」って。


なわけで、そのへんについても調べたんですけど。
ロリータちゃんってふだんどんな店入ってんのカシラ、って。


したらまあ当然ですが、
ロリータファッションしてたって普通にお店入って飲んだり食べたりするみたいですね。
ファストフードから小洒落たリストランテまで、そこらへんは気にしないみたいです。
そらそうか。


でもまあ、せっかくだから、ロリータファッションならでは的な場所に行ってみたいのが
なんちゃってロリータ野郎のさもしいおのぼり願望。


で。






執事喫茶に行くことにした。






このね、「甘ロリといったらお嬢様、お嬢様といったらしーつーじ」っつう
マジカルバナナ並みに安易な発想も、
本職のロリータちゃんが迷惑とするところのパブリックイメージな可能性大だと思うんですけど。


でもよー、ロリータちゃんになるなら、なんか演じたいじゃん。


カワイコちゃんブリたいじゃん。


容姿のマズさを立ち振る舞いでカバーしてみたいじゃん。


で、そういうイタい奴の受け皿になれる類の懐の深さを、
執事喫茶なら持ってくれてそうじゃん。
むしろそういう客すげえ慣れてそうじゃん。
っていうかそういう客がメインターゲットじゃん。たぶん。



あ、ちなみに執事喫茶っていうのは
「お屋敷にお帰りになったお嬢様を、専属執事がお茶とかでもてなす」というコンセプト喫茶で、
まあ言うなればメイド喫茶の執事版です。
メイド喫茶よりも数が少なく、また主な客層が20代〜30代の女性というだけあって
ちょっと引くぐらいキャラと設定作り込んだ執事たちがお嬢様たちのお帰りをいつでもお待ちしてくれているよ。



有名なのは池袋にある、google検索結果で一番上に来るようなお店なんですが、
ここ、半月前の0時にPC前でスタンバイしてないと、土日の1人席はまず予約不可能という人気店。
2人席からならけっこう余裕で空いてるんですが、まあ熱狂的な常連さんが多いんでしょうね。
ググると「帰宅レポート」(※来店ではなくお屋敷へのご帰宅だから)をブログに書いているかたがけっこういらっしゃいますが、
「レポート 46帰宅目」なんて記事もあって、少々背中がザワつきました。




つーわけで、まあ、スタンバイしましたよ。半月前の0時にPC前で。




そしたらまーーーーー、繋がんねえ繋がんねえ(笑)。





カッコ笑っちゃうほど繋がんねえ。
宝塚オンラインチケット並みに繋がんねえ。なんだこれ。


この企画、涼しい、かつ、寒くならないうちにやりたかったんですよね。
なぜなら、ロリータファッションは、暑いから。
でも、コートなしじゃ、寒いから(さすがにコートまで買う余裕はなかった)。


この時期を半月逃すと、もしかしたら来年の春まで待たなきゃいけなくなるかもしれない。
ただでさえ勢いだけで敢行してるような企画なのに、
さらにまたひとつ歳を取ってからやるのは、ちょっとキツい。


半ば祈るような気持ちでF5更新を繰り返すうちに、
なんとか繋がって、予約完了。




ホッとひと息ついたのち、



じんわりと胸に広がるやっちまった感。





「 もう、戻れねえな…」
「本当に俺、あの服着て、あの店行くのかな…」
「あれ…夢?これ、夢?」



といったような、半ば茫然自失状態でした。




そうそう。
「準備編」で書き漏らしてましたが、ここに至るまでに
ヘアメイクの練習も何度か積み重ねました。


「甘ロリのメイクはとにかく淡色で、平面的に」ってのが鉄則らしいですが
そんな恐ろしい法則はとてもじゃないが間に受けられなかった。


ハデにしないと衣装に負ける、てのももちろんあったし、
何より万が一知ってる人に会っても、一発でバレない程度には加工したい。


あるんだよーこーいうときに限ってむかーしの職場の人にバッタリあったりすんの!


てなわけで
アイラインとアイシャドウを駆使して、イメージを壊さない程度に
目だけは適度に立体感をつけさせてもらいましたよ。
つーけまつーけまつけまつけーして、人生初のカラコンも入れちゃったりして。
チークの入れ方は甘ロリメイク動画なんかを参考に、おてもやん的にこうまーるく広く。
唇はコンシーラーで消し+中央だけ口紅&グロスのバカ殿スタイル。


うんまあ、それでものっぺりした顔だけどな。
安達祐実みたいにはならないよ(無茶)。


髪型に関しては、金髪ヅラ等も検討しましたが、
高額な上にあまりにも他に使い道がないので却下。
せっかくぐりぐりパーマもあたってることなので、地毛で行くことにしました。




そして様々な髪型を試みた結果、
ツインテールを採用。



うさみみボンネットとあわせてダブルツインテだよ☆!



殴っていいよ。殴れ。殴ってくれ頼む。誰かこいつの目を覚まさせろ。




さて次回、とうとう「実行編」!
画像もいっぱい載っけちゃうぞー!ゾクゾクしながら待っててね!





2014年10月06日(月) ロリータちゃんに、俺はなる!〜決意編〜

ロリータちゃんに、俺はなる!


というわけで皆様ごきげんよう、ローザミスティカ・グリコです。
そばを飛んでいるのは守護精霊のショウジョウバエよ。


さて、二年くらい前に私がこのグリコ屋でボソッと
「全身ロリータファッションでガッツリ固めて街を練り歩きたい」
とほざいたのを覚えているかたはいますか?いませんね?



練り歩いてきたよ。こないだ。



全身ロリータファッションで固めて、街を練り歩いてきたよ。



一人で。




マジで。



9月末にツイッタでさんざん
「グリコ屋企画やるけど超怖え」ってわめいてたのはこのことでーしたー。



つーわけで、グリコ屋企画「ロリータちゃんに、俺はなる!」レポートです。
今回は「決意編」。



そもそも何でロリータファッションに身を包みたくなったか、というと、
ま、「着てみたかったから」ですよね。



あと私には、ときどき
「浮きてえ」
という衝動にかられる性癖がありまして。

朱に交わらず青くいたい、といいますか。
目立ちたいというより、悪目立ちしたい。
その欲望を満たしたい、という願望もありました。

一人ディズニーをやったときに思ったんですが、
ふだんとは違う角度から世界を見てみたいというか、
周りからちょっと浮いてみたら、他の人はどう反応してくれるのかを
肌で感じたい、という欲求がわりと強いみたいです。


そういう精神でグリコ屋やって早12年、
紫のバラ送ったり、きぐるみ着たり、ダンボー作ったり、一人ディズニーしてきたりしたんですけど。


ただまあ、「なんでロリータファッションなのか」って理由は、
これは着てみないと正直自分でもわからないです。
行動してみて初めて原因がわかる、っていうのは往々にしてよくあることで。



でも実際、着てみたいっしょ?一回ぐらいは。ね。



なら着よう。そしてロリータちゃんになって、街を歩こう!



と決意し、ロリータファッションアイテムを集めだしたのが妊娠5ヶ月頃。



終わっとるね。



もともとロリータファッションを愛している人ならともかく、
一回だけトライしようとしてる三十路の妊婦が
ネットで血眼になってロリータファッションアイテム物色してんだからね。


いろいろ終わっとるわ。
親としても人間としても。



もちろん妊娠中にロリータちゃんになろうと思うほどには終わってないですけどね。
子どもが無事に生まれて、ちゃんと子育てがんばって慣れて、
一人でおでかけぐらいできるようになったら…という小さな夢を胸に抱く程度には終わってます。



さて、ひとくちにロリータファッションと言っても
甘ロリ・ゴスロリ・クラロリ・姫ロリ王子ロリロリータパンクなど、種類がいろいろあるみたいですね。
聖闘士の聖衣(黄金・白銀・青銅・鋼鉄白金クリスタル)と同じようなものだと認識しておけばいいでしょうか。

ちなみにゴスロリちゃんに対してはちゃんとゴシック&ロリータと呼ぶのが無難だそうです。
ヘビメタみたいだね(ヘヴィ・メタルってちゃんと呼ばないとおこられるらしいよ)。

そうだそうだ、ついでに言うとMILKってロリータファッションの先駆けなんだってね!初めて知ったよ!
MILKのくつした持ってたよ!つーか今もワンピース持ってるよ!


じゃあ俺、厳密にはロリータファッションバージンじゃないんじゃん。



まあいいや。


まあそんなわけでロリータファッションのことなんて何も知らないんですけど。
だから知識を仕入れるためにロリータちゃん達のブログをいろいろ見てるとね、
どうやら今の流行りっつーか主力は、モチーフがいっぱいプリントされた生地のスカートやワンピースみたいなんですよ。
ふつうにすごいカワイイ感じの。



でも俺にとっては、「ロリータちゃん=下妻物語」。



このイメージ、たぶんロリータさんたちにとっては
「『女性が選ぶ、料理の参考にしたいグルメ漫画ランキング』、1位は『美味しんぼ』
っていうネットのニュース記事ぐらい「何もわかってねえな!」感満載だと思うんですけど。
参考にするならクッキングパパだろ!美味しんぼはひとっつも参考になんねえだろ!明らかに美味しんぼしか知らない人がアンケート答えてるだろ!ポテトボンボンなんか膨らんだためしがねえよ!ミルク・プディングなんて3回作って初めて「あ、これもしかして、この味で正解なの?」って気づいたわ!あとそもそも離乳食には向かねえから!0歳児に牛乳はよくないらしいから!やめてあげてーまり子ー!


でもね、私ね、下妻物語に出てきたようなコッテコテのロリータちゃんになりたいんですよ。
ロリータファッションに興味ない人が「ロリータってこういうやつでしょ?」と頭に描くような
超ステレオタイプなやつ。ある意味クラシカルな。

んでもって下妻といえば「Baby,the stars shine bright」。
ここのお洋服が着たい。つかそこしか知らない。


俺みたいななんちゃってロリータ野郎が流行りを気にしても何の意味もないんで、
ネットの海をさまよい、Baby,the stars shine brightの
「メヌエットミルフィーユワンピース(ピンク×オフ白)」を手に入れました。



メヌエットミルフィーユ。
アンドロメダの瞬が冥界でくりだした「ペンダントをカロンに渡す」という技の名前です(嘘です)。



つーか……………すげえなこれ。



すげえよ、メヌエットミルフィーユ。


あえて画像もリンクも貼りませんが、ググれば一発で画像が出てきます。
「マジでこいつこれ着たのかよ」と唖然とできること請け合い。



で、ワンピースの次はヘアアクセサリー。業界用語で「頭物」。
ここ大事ですよ。アルデバランで言ったらあのツノついた兜ですからね。
ぜひメヌエットミルフィーユに勝るとも劣らないアイテムをチョイスしたい。


というわけで、Baby,the stars shine brightの
「うさみみボンネット(ピンク×オフ白)」を手に入れました。



うさみみボンネット。



うさみみ、ボンネット。



車の前についてるね、ボンネット。


あれにうさぎの耳がついてるやつを、頭にかぶるよ。




これもググれば画像が出てきます。
三十すぎた子持ち主婦が興味本位で頭にのっけるには、あまりにもハイリスクノーリターン。




あと大事なのは靴・カバン・パニエ・ドロワーズ・タイツなんですが
これを同等ブランドで揃えるにはあまりにもお金がかかりすぎることが判明したので、
いろいろ探し回ったあげく
「トリプルリボンロリータパンプス (DearMyLove)」という、31アイスみたいな名前の白い靴と
「トランク型かごバッグ 白(LIZ LISA)」という、デザイン的にオーソドックスな甘ロリからはちょっと外した感じのカバン、
「ボリュームアップパニエ 白(Catherine Cottage)」子供用なのでわりと安価なパニエ、
「8段レースフリル付ペチパン 白(fascinate conscious)」パンツ見せ防止の一般ファッション向けペチコートパンツ、
「レース編みタイツ ホワイト(ワールドエース)」デニール数多め&プリント多めはとても履けない短太足にも優しいギリギリ透けない感じのタイツ、
を入手。


靴は当初ピンクを買う予定だったんですが、どこもかしこもピンク靴は売り切れ状態。
ピンクのお洋服にはピンクのお靴、が定番っぽいのでさんざん悩んだんですが、
まあ定番もクソもねえな俺の場合、と開き直って白をチョイス。


靴のブランドについてもね、さんざん調べ回ったんですよ。
どうやらロリータファッション界ではタブーとされる安価メーカーがいくつかあるらしくてですね、
別に買って着たって法に触れるわけじゃないんですけど、ロリータちゃん達からは大ブーイングをくらうぞ、と。

黙って心のなかでブーイングしてくれる子ならいいけど、
指さして大声であざ笑われる、みたいな状況に陥ったりする危険もあるらしいんですよね。
かつて同人誌即売会サイトで「他人の同人誌のカップリングを鼻で笑わないこと」という注意書きを初めて見て大爆笑したことがありますが、
どこにでも同じような人がいるんでしょうね。似たような世界ですしね。

「指さして笑った人たちの格好と、笑われた私の友人の格好、何がどう違うのか正直私にはわかりませんでした。
というYahoo!知恵袋の質問者さんの意見に「そりゃそうだよな」という感じなんですけど、
ただでさえヤバいことをしようとしてるのにさらにヤバい状況になるのはできれば避けたいので、
地雷のメーカーは回避するよう尽力しました。

それにまあ、なんでタブーとしているかっていう理由も、理解できなくはないですしね。
そこを許したらロリータファッションを着る意味がないだろう、というのはわかります。
ただそれが、ロリータファッション道を生きる場合でのみ是とされる精神というだけで。


そんな感じで、なんちゃってロリータとはいえ
ロリータファッションを着るにあたってどういう心構えでいればいいのかを知りたくて
愛好家のかたがたのブログや記事をいろいろと読みましたね。そりゃもう。


で、読むなかでちょっとだけわかったことがあるんですけど。
なんかもう、あれなんですよね、ロリータファッションでも何でも、
突き詰めた人はもう、普通のかわいいお洒落さんなんですよ。普通のって言うと語弊がありますけど。
違和感がないっていうか、こっちもすんなり受け入れやすいんですよね。オシャレだから。
そういう人ほど、ふつーのかっこのお友達と遊んでたりするんですよね。
「みんなロリータファッションでも全然OKって言ってくれる」って書いてたりしますけど、
そう言うお友達の気持ちがよくわかります。


いわゆるアニメオタクの「痛○○」でも、
モチーフがアニメなだけでやってることはフツーのオシャレさんと変わらないじゃん、ていう人いますよね。
あんな感じ。



要は、一番大事なのは「自分のものにする」ってことなんじゃないですかね。



それなら得意だ。安心した。




こうやってグリコ屋に書くためだけ
自分の立場も年齢もロリータファッション界の流行も無視して
1年半かけて準備して、わざわざ悪目立ちして街を練り歩こうっていう
ロリータ素人の三十路子持ち主婦はそうそういまい。


いたら、俺はそいつには近寄りたくない。



自分ですら「何やってんだろう」と疑問を抱かずにはいられない、
そんな状況に自分を落とし込むことがすなわち
俺にとって、「対象を自分のものにする」ということなのだ!






…まあそんなことはそれこそどうでもいいことですが。


あとは、ロリータファッションで街を練り歩くにあたって気になるのが
「道を歩いててどれぐらいの確率で罵倒されるもんなのか」
「絡まれたときの対処法」

あたりですね。

でも都内だとあんまりもう通行人に何か言われるってことは少ないらしいです。
ロリータファッション自体が、歴代の猛者達のおかげでだいぶ浸透しているし、
東京だと奇抜な人なんていくらでもいるから。別に珍しくない。


あとブスだのキモいだの何アレだのは予想の範囲内。
言われたらそりゃあしょんぼりするけど、
何ならロリータファッションじゃなくても言われてっから。俺は。


逆に投げかけられて一番キツいのは
「子どもと旦那ほっぽって、何やってんの?」だけど
道歩いてるだけでそこまで見抜く人はxxxHOLiCの侑子さんぐらいのもんだろう。


「絡まれたときの対処法」は「とにかく逃げる」「とにかくスキを見て警察に電話」。


とにかく目立つだろうから、ひったくりなどに遭った場合を考えて
財布からカード類を全部抜き、現金オンリーにしてカバンにイン。
こうすれば何かあっても、財布とお金を諦めれば済むことです。



……………こうまでして挑まなきゃならないこととは、いったい何なのか(考えたら負け)。




次回は「準備編・行き先を考えよう!」です。


いつ書くかわかんないけど。











2014年09月11日(木) ぬぐえ!ぬぐうのだ!

すっかり秋めいてまいりましたね。
ピュアピュアプリーズ気持ちはイエス、
センチメンタルジャーニー・グリコです。こんにちは。


この日記も12年目に突入です。いやはや。
エンピツさんにはまことにお世話になっとります。
つい先ほどもシャレにならない不具合を見つけたので
あわててサポートデスクにメールしたところです。



詳細は伏せますが、これはやべえだろ。ふつーに。




ちなみに私は、昔PGやってた頃
バグとか不具合とか見つけるの得意でした。
得意っていうか、なんか私がさわるとおかしくなったりしてた。システムが。
それのせいで上の人が帰れなくなったりしてた。


リリースした後に動作確認とかやってるとね、
リリース内容とまったく関係ない不具合が突如あらわれんの。
「こんなんよく見つけたな!」ってよくほめられてたよ(ポジティヴ)。


ちなみにエンピツの上記不具合は、
「結果的にやらなくてもよかった挙動をなんとなくやったら
 誰か知らない人に大迷惑がかかって
 私は痛くも痒くもない」
パターンのやつでした。



よくあるよくあるー。


一緒に働きたくないタイプNo.1でしょうね。俺は。きっと。


つーか、これサポートされんのかな。
送ったメール開かれんの、半年後とかじゃねえの。



-----

さて、本題。


前にちょろっとここでも紹介した「中川政七」のふきん。
使っておりますが、非常によいですね。


向かって右からテーブル用、食材用、お皿用

かわいくて気持ちも明るくなるね



今まで使ってたのは5枚パックのマイクロファイバークロスでした。
使い心地はいいんですけど、乾きがどうもうちの台所だと悪くて
洗っても洗っても、どんどんドロドロになってくる。

なので基本使い捨てだったんですが、
なんか、そういうの見てるとストレス溜まるタイプだったみたいなんですよね、自分。
初めて気づいたよ。

これだと可愛いし、乾きも早いし、使いやすいし、
すごく気に入っています。
俺みたいなふきんビギナーには超おすすめ。


んで、同じことが台所用タオルにも言えた。


普通のかわいいガーゼタオル使ってたんですけど、
なんか、使ってるうちにえっらい汚くなる。
どんどん汚くなる。拭いてるとこだけ茶色くなってくる。
うちだけ?いや、ちゃんと洗ってんのよ?


つーわけで、手ぬぐいさんが満を持してのご登場。


13年の時を経て、今、ようやく日の目を見る

スピッツのHAYABUSA2001ツアーグッズ



あのねー、今からすっごいあったま悪い恥ずかしい話するけど、
私ずっと手ぬぐいって、「吸収性ちょうわりぃじゃん」って思ってたんですよ。
1回使ってみて、「すごい水吸うって言ってるけど、全然吸わないじゃん」って思ってたの。
「まあ昔のアイテムだしな」って。


糊落とさないままで。



頭悪いしょ。



んでね、2年ぐらい前にね、家ん中整頓したときに、
使わないくせになぜか買ってあった手ぬぐいを
「…もしかしてこれ、水洗いするもんじゃねえのか?」つって洗って、
でも使う気ないからシンク周りにそのまま置いて、
調理中の鍋敷きとかザル受けとかにしてたんですよ。



二重に頭悪いしょ。洗ったなら使えよ。手、ぬぐえよ。



うん、まあね、昭和生まれっつっても平成寄りの現代っ子だから
手ぬぐいの使い方なんて教わってないって。
それとも皆しってんの?どこで習ったのそれ?



そういうわけで、やっっっっっと本来の使い方で
手ぬぐいを使ってみたんですが、
いやー、吸収性ちょういいね!


8823手ぬぐいは台ふきに使ってますが、優秀。すごい優秀。


で、台所手ぬぐいデビューはこれ↓。

ゲゲゲの目玉

きゃーいい



優秀。すごい優秀。


てなわけで、手ぬぐいとふきん、追加購入。やっぱり政七。

左ふたつがふきん、右が手ぬぐい

どうっスか!どうっスかこの可愛さ!


ロゴ手ぬぐい

やっべ!やっべこの可愛さやっべ!



手ぬぐいはすでに活躍中ですが、ふきんはまだ大事にしまってあります。
まずはお客さんが来たときなんかに、おしぼりとして出したらカワイイよねー。


特に気に入ったのはドラえもんのふきん。
これ、ドラ単体バージョンは残念ながら売り切れてて
買えたのは仲間バージョンだけだったんですが、いやあ充分カワイイ。
パッケージがコミックス仕様なんて、コニクい!開けられないじゃんねー!
まあ開けるけどね。


ちなみに仲間バージョンにドラはいないと思ってたんだけど、
ドラ、いた。


つーわけで、今後私に贈り物する予定がある人は、手ぬぐいくれるといいよ。超つかうよ。




楓蔦きなり

My追加