どんなに短くとも･･･

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■　秘密の朝

物言わぬ花が

光る緑の中にいて

流すはずのない

涙のつぶを

乾いた土に落とす夏

2003年07月23日(水)

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■　一人旅

そんな短い羽根じゃ飛べないのよ

目指す場所はとってもとっても遠方なの

出かける前にたくさんの修業が必要よ

途中でくじけることがわかっているくらいなら

一緒に行かない事をお勧めするわ

2003年07月19日(土)

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■　キャッチ

受け止めて。

こんなに弱い私

ひとりで眠れない私

そんな馬鹿なヤツもいるのだと

笑いながら受け止めて。

2003年07月16日(水)

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■　らしさ。

薄付きの口紅が好きだといわれたから。

和食の得意な人が好きだといわれたから。

自分が自分でなくなってゆくことも

快感なのよと言い聞かせても

変わらない本質とのいさかいは絶えない。

2003年07月14日(月)

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■　星に願いを・・

冬の日本海の荒波にだって負けないような

どっしりとした浮き輪を下さい。

今のままじゃ漣にだって飲み込まれそうです。

可愛くない女だってかまわないから。

どうせ、あなたには何も見えていないんだから。

2003年07月09日(水)

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■　お見通し

ただの偶然だわ。

ここにいたことも。

あなた好みの服を着ていたことも。

視線が合ったことも。

演出なんてなかったわ。

2003年07月04日(金)

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■　懐メロ

あの歌が大好きよ

あの日弾き語りしてくれたあなたが好きだから

今でもあの歌を聴くと泣くのよ

今でも変わらずあなたを愛しているから

時が流れたことだけが、それだけが誤算

2003年07月03日(木)

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■　望み

あなたとの思い出が

笑った数だけ積み上がれば

いいのにな。

だけど、今日もけんかした。

マイナスの思い出またひとつ。

2003年06月30日(月)

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■　うみ

青い海の底にある名も知らぬ深海魚が住む世界

そこにあたしの自己嫌悪も仲間に入れてよ。

上手に浮き上がることもできなくて

ぶくぶく沈んでどんどん溺れてゆくから。

食い尽くしてよ。全部食べちゃってよ。

2003年06月25日(水)

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■　初恋

夢の中にまで登場して

私を困らせないで。

昔のままの表情で

いたずらっぽく笑わないで。

また思い出してしばらく虜になるじゃない。。

2003年06月22日(日)