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やすみ日記
梅子
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2014年07月23日(水)
「ばらかもん」1話

書道で、手本に忠実に書くってそんなに良くないのか?
書道の芸術性がよくわからないので、ピンと来ない。

五島列島の夕日が綺麗。
おじいちゃんの長崎弁が、何言ってるかわからんかった(^^; 
イケメンというとジュノンボーイなのね。ジャニーズじゃなくて。
なるちゃんがやんちゃで子どもらしくて可愛い。



2014年07月21日(月)
アルドノア・ゼロ 3話(ネタバレ)

いなほ君、頭良すぎ! 

物質を吸収するバリアを持ってる、火星のロボット相手にどう戦うのか?と思っていたら、
ネタバレ→バリアは光も吸収する→中は真っ暗→上空のカメラから映像を見ているはず
→煙幕を張る。

火星ロボットの足元を爆撃→橋ごと落とす→水につかる→水の入らないところがバリアの穴
→ナイフで串刺し

前日に女子が「明日死ぬかもしれないのに」と言ったことに対して、
いなほ君が「友達が死んだ。また同じようなことが起こって、ただ後悔するのを待つのは嫌だ」と淡々と答えるところが印象に残る。



2014年07月20日(日)
タイ映画「ピー・マーク/愛しのゴースト」

去年11月に、京都ヒストリカ映画祭で上映されたタイ映画「ピー・マーク」。
日本でも「愛しのゴースト」という放題で一般公開されるそうです。

映画祭で監督トークショーのレポをボランティアでやったんですが、この映画、泣けて笑えて面白かったです。
トークショーも、客席から質問がいっぱい出て、盛り上がりました。



2014年07月19日(土)
「東京喰種」「アルドノア・ゼロ」

「東京喰種(トーキョーグール)」を見ました。
人間版・友達なのに美味しそう。
絵が怖い。飢えた演技が迫真すぎ。幼馴染の親友がいいやつ。
食人アニメを地上波でやる時代なんですね。驚き。

「アルドノア・ゼロ」見ました。
ハリウッド映画みたいでしたね。
主人公、恐ろしい程冷静すぎ。絵がすごく綺麗でした。
ロボット削って軽くするところ、天才的思いつきだと思いました。



2014年07月17日(木)
かんざし買いました

真季先生のネットショップで、かんざし買いました。
うさぎがついてて可愛いです。

これから、半幅帯や帯留めなどもUPされるそうです。
楽しみ(^^)

髪型はこれと同じです。髪が長い人は、2〜3回くぐらせると良いと思います。




2014年07月16日(水)
「ランチのアッコちゃん」柚木麻子

40代女性社員と、20代派遣女子が、ランチを1週間交換することになり、という話から始まる連作集。

アッコちゃんの行動範囲が広くて面白すぎる。1日店長やったり、皇居ランニングしたり。
昔、自主制作映画の女王だったり。
ドライカレーや寿司やホットチョコレートにポトフ。みんな美味しそう。食べたい。

バレンタインをめぐって、女子正社員と派遣の対立。面倒くさー。
けど、他の見方をすれば解決するってのは、分かる気もする。

黒猫女王、面白そうな企画だったのに、なんで会社つぶれちゃったんだろう。

最後のゆとり社員の話が、希望が持てる感じで楽しかった。



2014年07月15日(火)
「ハピネス」桐野夏生

ママ友達の格差地獄みたいな話を想像してたら(「森に眠る魚」的な)、予想外のところに着地した。

浮気するなら、狭い人間関係内ではやめようよ!!
俊平、アメリカでの行為は釣り合わねーよ! 有紗にとっては過去なんだからさ!
一番危なそうな二人が、実は一番互いを好きだったんやな。

本当に純粋な恋愛って、安定した生活を壊す毒っちゅーかなんちゅーか。

あと、タワーマンションには住みたくねええ!!

いぶパパは、何故正反対のタイプが好きなのに、いぶママと結婚したんやと思ったけど、
いぶママみたいな、頭よしセンスよし気配り上手な人が、女性に人気があり、
美雨ママみたいな、飾らない系率直美人が、男性にモテるってのは、何となく分かるような。



2014年07月14日(月)
「残響のテロル」1話

絵が綺麗だった。
主人公の男二人の関係性、「太陽は動かない」(吉田修一)を思い出した。
声は、影山と山口と一緒なんですね。
面白かった。けど、あんな簡単に東京大停電は起こせないと思う。



2014年07月13日(日)
藤野恵美さんのトークショー

藤野恵美さんのトークショーに行ってきました。
藤野さんは、友達の友達で、ツィッターやmixiで交流させていただいてます。

会場のスタンダードブックストアは、本屋さんだけど、カフェがあって、個性的な雑貨がおいてあって、落ち着けそうな場所でした。素敵。

トークショーは、小説「初恋料理教室」に出てくるお料理付き。
入った瞬間から、料理のことばかり考えてました(笑)
生麩、とても美味しかったです。

藤野さんのトークの相方は、ポプラ社の編集者・小原さやかさんでした。
小原さんは、第1話を読んで、「生麩食べたい」と言っていたら、男性から「じゃあ、食べに行く?」と誘われ。その方とお付き合いなさってるそうです。
微笑ましい!!



★第3話について。

女装男子が好き。
3話だけ、初恋絡みじゃないと思う方もいるかもしれないけど、ミキには姉が初恋。

★第4話について。

既婚女性からは「ファンタジー」と言われる。
初老男性からは「俺のこと?」と言われる。
自分のことを、佐伯みたいに格好良いと思ってる男性が多い(笑)

★第5話について。

岡本かの子の短編「食魔」に出てくる流しの料理人と、「月の法善寺横町」の歌が着想の元。

小原さん:愛子先生が、単に初恋の想い出だけで料理教室を開くのではなくて、嫁ぎ先での生活や、それまでの人生が糧になってるのが良いですね。 

★人生が変わった思い出。

恩師である眉村卓先生が、病床の奥様のために、1日1本短編を書くという生活をされていたこと。
それまで結婚願望が無かったのですが、気持ちが変わりました。

★料理の腕は?

20代はグルメライターをやっていたので、外食ばかりでした。
30代に料理をはじめました。
旦那も料理が得意なので、最初は炒め直されたりしてました(笑)

★今の時期におすすめの料理。

冬瓜の水晶煮です。

★なぜ京都を舞台に?

友達も住んでるし、京都が好きです。
その友達が、今日来てくれるかなと思っていたのですが、「祇園祭だから」と断られました。
京都人にとっては、祇園祭はとても大事なんですね。

作品の舞台は、あじき路地です。
実際に、そこの料理教室にも通いました。

司書の友人に、実際にリファレンスもしてもらいました。
「どうやったら司書と付き合えるか?」も聞きました(笑) 
ヴィンセントの作るデザートの味のモデルは、「グルニエドール」です。

★今後行ってみたいお店は?

なかひがし。積んできた草を使った料理で、8000円とかするんですよ! 気になります。 

<質疑応答> 

★作中で紹介しきれなかった料理は?

第4話、筑前煮にする予定が、粕汁に変更になりました。
筑前煮は九州の料理なので。

★映像化するならキャストは?

書いてる時は、映像全く浮かびません。

質問者:ヴィンセントはセイン・カミュがいいです。

<おすすめ本の紹介>

会場で配布されたペーパーに、「作中に出てくる京都のお店マップ」と「おすすめ・食の本」が載ってました。

個人的に「美味礼賛」(海老沢泰久)という辻調理学校創業者の話が気になります。
あと、ヴィンセントの人物造形は、ミュチエル・バルベリさんの「優雅なハリネズミ」がヒントになってるそうです。

<個人的雑文>

「初恋料理教室」は、京都らしいゆっくりとした時間の中で、優しい登場人物たちが織り成す、美しい四季と食の物語です。
人や食との出会いによって、人生が変わっていく、ということが素敵に描かれています。
私、こんな美しい伝統に彩られた生活をしていないので、上手く表現できないのですが(^^;

あと、藤野さんが「男性には変身願望がある」っておっしゃってましたが、女性には無いのだろうか?

今日のレポート、何か間違ってることがあったら、ご指摘ください<(_ _)>


*****************
トークショーの帰り、日本橋駅そばの「リサイクルきもの さくら」に寄りました。

可愛い銘仙が千円。京都の骨董市の値段に慣れてると、驚く安さです。
(京都の骨董市は羽織3万円とかする)

お店の方も感じよくて、色々話しかけてくださったのですが、暑さでぼーっとしてました。
(夏の着物は我慢大会状態 (^^;)

刺繍の半衿(300円)を買いました。

表紙の愛子先生風のコーディネート(なでしこ柄の着物)で行こうかと思っていたのですが、雨で変更しました。
今日の着物と帯とバッグは、母から譲られたものです(30年以上前のもの)。

先週のトークイベントで、皆川明さんが「ファッションの永続性」という話をしてらっしゃいましたが、
着物は、体型変わっても着られるし、デザインの流行り廃りは無いし、長く着れるところがいいです。

着物は無地っぽいけど、柄が全部刺繍なんです。近くで見ると可愛い。
帯揚げは、三味線柄のハギレを使ってます。

帯留めは、5月のワークショップで自作した、つまみ細工です。




2014年07月05日(土)
「ミナペルホネン」皆川明さんトークセッション

「ミナ ペルホネン」のデザイナー皆川明さんのトークセッションに行ってきました。

「ファッションとサステナビリティ〜ミナ ペルホネンといっしょに考える、ちょっと未来のファッションのこと〜」というお題でした。
リコロンと京都カラスマ大学と同志社大学が主催。
トークセッションのお相手は、京都精華大学講師の蘆田裕史先生。
お二人共、シンプルな白シャツ姿でした。
デザイナーというと、個性の強いトンガった人をイメージしてたのですが
皆川さんは自然体の、ふんわりした方でした。
蘆田先生は、読み込んで付箋を貼りまくった皆川さんの著書を片手に、トークをすすめられました。
ミナペルホネンは京都にも直営店のあるファッションブランド。
20年前、皆川さんが一人で始められたそうです。

★デザイナーになるきっかけ
皆川「高校時代、陸上をしていて、ファッションの道に進むことは全く考えてなかった。
高校卒業後、バックパックでヨーロッパを旅行していたところ、パリでファッションショーのバイトをしたことがきっかけ」

★デザイン学校へ。
皆川「文化服装学院の夜学へ進みますが、課題ができず、1年留年。
ファッションショーに出す服も友人に縫ってもらい、
3年間で、自分で作った服は1着だけです」

★ファッション業界への疑問
皆川「不器用だったから逆に、自分は何年やればプロになれるだろう? と興味がわきました。
セールはどうしてあんなに割引できるのか? 
早いサイクルで流行が移り変わる世の中でいいの?
といった疑問から、服だけではなく、システムを作ることを考えました。
ミナペルホネンではセールをしていません」

★ハギレ
皆川「ミナペルホネンでは4年くらい前から、
ハギレでバッグを作ったり、ハギレの詰め合わせをお店で売っています。
薄利で倒産していく生地屋さんが多く、アイデアがあっても形にできない人が増える。
モノづくりの現場がダメになっていくと思いました」

★レンタル
皆川「ファッションブランドとして変わった試みですが、ミナペルホネンの服はレンタルしてます。
糸から作ったりしているので高価な服が多く、学生さんにはなかなか買ってもらえない。
でも、着てもらわないと良さはわかりませんので」

★循環
皆川「究極の目標は、服を長く使ってもらって、循環しなくても良い社会。
今、椅子をつくってますが、裏地は違う色にしています。
10年経ってすりきれたら違う色が出てきて楽しめるように」

★永続性
皆川「洋服は、好きだから着るもので、丈夫だから着るということはない。
トレンドと関係なく美しいもの。主観が大事」

★ファストファッションが流行っているけど、買い手についてどう思う? 
皆川「どうも思わない。
作り手が、魅力ある商品を作れるかどうかの方が問題。
安さ速さがもてはやされるのは、作り手の問題だと思う。
長く使う良さを体験してもらい、人生が楽しくなることを伝えられていない。
手間がかかってるから美しい、というのは違う気がするけど、やはり、美しいものは手がかかっていると思う」

★東京以外のお店を、京都と松本に出したのはどうして?
皆川「古い町並みが好き。ローカルの良さがある。
京都は昭和2年のビル、松本は築100年の元薬局に出店してます」

★ファッション教育について思うことは?
皆川「近江商人の三方よし(売り手・買い手・社会)という言葉がありますが、
私は、作り手(デザイナー・工場)の満足も大事だと思います。
家具屋だった祖父母から学びました。
ミナペルフォネンでは、生産の工程を見せる展覧会をしています」

★いい服ってどんな服?
皆川「感情的に満足。使ってる時に幸せ。機能として優れている」

<客席からの質問>

■ミナペルホネンの一番の魅力とは?
皆川「自分たちの最善を尽くしてることです。
でも、魅力はお客さんが思うことなので、自分たちから言うことはないです」

■永続性のある商品だと、経済が動かなくなるのでは?
皆川「それでも、好きなものを長く使って、感情が満足する方がいいと思う」

■着物のいいところは?
皆川「着物は、余り布が出ず、100%使えるところがいいです。修理して、長く使えますし」

■着物から、洋服に取り入れたい部分は?
皆川「洋服って、色・素材感でスタイリングするものですが、
着物だと、季節感・場所にあったストーリーでスタイリングできるところです
ブラウスとスカートとバッグを、草原・空・鳥の柄にしてみるなど、ストーリー性を洋服で表現できるといいですね」

■ハギレを売った利益の使い道は?
皆川「児童福祉施設の進学支援をしてます。年間に二人、大学に進学しました」

■実体験が大事ということを伝えるために、何かしてますか?
皆川「何もしてないです。
無理に働きかけても意味がないので。
自分が良かったと思うことを言うのみです。
私は手に覚えるのが遅くて、幼稚園の頃、泥団子をつくるのも苦手でした。
ただ、ゆっくり覚えるから、その分工夫をします。
専門学校時代も、部分縫いが綺麗に縫えなかった。
今は、図案と形のみ決めてます。
みんなの得意を集めればいいと思います。
安く沢山作ってる人とは競争しない。
今のやり方が性格に向いてると思います」

<感想>
長く先のことまで考えて作ってるんだな(椅子の話にビックリ)ということと、
優しい話し方で、押しが弱いのが印象的です。
でも、人がついてくるんですね。

「作り手の満足が大事」。潰れたブランドもいっぱいある中で、理想を20年貫き通してるって凄いことです。
デザイナーって、デザインだけじゃなくて生き方とか思想も売ってるのですね。

<会場にて>
司会の持木さんが、ミナペルホネンの着物を着てはって、超可愛かった!!
写真じゃ伝わりにくいんですけど、 近くで見ると、花柄の総刺繍なんですよ。
色も綺麗だし細工は細かいし、素敵すぎる。
帯も刺繍です。可愛い。

キャプチャ1


私は、後ろに座ってた方から、「帯可愛いですね。どうやって結んでるんですか? 帯留めは自分で作ったんですか?」と色々聞かれました。
こちらのブログの方でした)

隣に座ってた方は銘仙をリメイクしたワンピースを着てはって、可愛かったです。
お客さん9割方女性でしたが、可愛い方が多かったなぁ。

帰りは、寺町通を歩いて、新島会館から河原町駅まで帰りました。
後ろを学生3人組が歩いていて、ファッション業界の未来や「皆川さんの話が聞けてよかった」ってことを、熱く語ってはって、微笑ましかったです。

<今日のコーディネート>
そらこさんの半幅帯。
キャプチャ3