「京都ヒストリカ映画祭」のボランティアスタッフとして、トークショーを取材してレポートを書きました。
30日に3本トークショー(「ジャッジ・アーチャー」「武侠映画の現在」「ソード・アイデンテイィティ」)を取材しました。 公式サイトにUPされてます。
7日にも2本(「ピー・マーク」と「武侠映画虎の巻」)取材したのですが、そちらは後日UPされると思います。 http://www.historica-kyoto.com/
映画感想。
★タイ映画「ピー・マーク」
笑って泣けて、面白かったです。 見る前は「ホラーでコメディ」ってどういうこと? って感じでしたが(笑)
最後のロマンチックなシーンに泣けた。女性が皆、鼻を啜ってた。 そしたら、エンディングのオチはそれかーい! という(笑) 出来事だけ見ると悲劇的なのに、終始明るかったのは、タイの国民性なのかしら。
日本では映画祭でしか上映されてないので、もったいない気がしますね。
トークショーも質問殺到で盛り上がりました。通訳の女性が、字幕担当と同じ人で、司会者とも仲良しっぽい。 司会者が「『グランドマスター』に勝って、美術賞を受賞して欲しいですね!」と言ったら、「無理でしょう!」って突っ込んではった。
タイでは有名な怪談だそうですが、日本でこういうテイストの話ってあるのかな (思い浮かぶのは、榎田尤利さんの「永遠の昨日」くらい。あらすじだけ知ってて、中身読んでないのですが ^^;)
★ノルウェー映画「エスケープ 暗黒の狩人と逃亡者」
ノルウェーって森が綺麗! 童話の世界みたい。 しかし、話は殺伐&サバイバル。 家族を、盗賊団に皆殺しにされた少女が、追っ手から逃げ延びるという話。
美人すぎず、逞しいヒロインが男前。 そして、盗賊団のボスが女性なんですよ。 二人とも、以前は普通の主婦・子どもやったんやろ? 強すぎます!! 無駄のない構成で(82分)、おもしろかった。
<ネタバレ> ヒロインが無事に町に逃げるまでの話かと思ったら、一人で盗賊団を滅ぼしに行ったのにビックリ。 やられたらやり返す! を地で行っていた。 最後の「ママ」で涙出ました。
★香港映画「フライング・ギロチン」
ギロチンが最初の10分くらいしか出てきません。 ハイテクすぎるギロチンを除けば、残りは真面目な歴史映画。
冷はいつも来るのが遅いよ! 牛がひと仕事したあとに来ても遅い! 穆森を抱きしめて、戦の最中にのんびり歌ってる場合じゃない!
血滴子の時期リーダー・穆森は、もっと戦闘的見せ場があるかと思ったら、無かったですね。 鉄砲隊相手に、ギロチンで無双してほしかった!
漢人の子どもが可愛くて、私も、海都の部下みたいな絶望顔になっていたのですが、助かってよかった。 と思ったら、その後に容赦ない大砲攻撃が!
冷は天狼及び漢人が大事で、海都は冷のことしか考えてないので、乾隆帝は意外と孤独。 乾隆帝が長生きしたという最後のテロップに、確かに武侠映画は悲劇的だと身にしみました。
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