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やすみ日記
梅子
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2007年06月19日(火)
ケータイ小説

「ダ・ヴィンチ」の今月号で、「ケータイ小説」の記事を読みました。
ケータイ小説の読者と、本の読者は、全くかぶらないそうです。ケータイ小説読者は、(1)横書き、(2)会話+簡単な状況説明のみの文章、(3)身近な登場人物&題材、を好むそう。縦書きは、字が詰まってるように感じて読みにくいらしい。じゃあ、京極なんかとんでもないですね(^^;
私からしたら、ケータイ小説って、小説というより脚本みたいです。心理描写や情景描写が無いと物足りないし。横書きも読みづらい。平凡な女子高生の友情・恋・裏切りとかより、むしろ自分と違う世界を知りたいです。確かに、本の読者の好みとは真逆ですね。
女子高生がインタビューで「(本の)小説家は、今のリアルな世界を描けてないよねー」と言っていて、ビックリ。
http://web-davinci.jp/contents/sp2/index.php

………………
結局、退職時期は7月末になりました。

>多紀さん
「座布団」、図書館に取り寄せを頼みました。京都府内の他の図書館には入ってるようなので。色々情報ありがとうございました。



2007年06月14日(木)
「兄弟カタログ」「めまい」

「兄弟カタログ」を読みました。BLアンソロジーです。
たうみまゆ「赤と青」。兄ちゃん、アホの子でかわい〜。10年ぶりぐらいに弟のベッドで寝て、「狭い」と呆然としてるのが可笑しかったです。幼なじみの女の子も可愛いな。兄が、ジャイアンみたいな絵に描いたようなオンチなのが笑える。是非、平川地一丁目みたいな、立派な兄弟デュオになってくれ。
TATSUKI「砂の城」。優しくて儚げな弟と、ワイルドで影のある異母兄。雰囲気のある作風で好みーv ほんのりテイストで終わってるのが良いです。お地蔵さんに、葉っぱの傘をかけてあげるシーンが、ほのぼのしてかわいい。
ヤマシタトモコ「イッツマイチョコレート!」、大家族の兄弟もの。家族愛を描いた話ですね。真面目で色っぽいシーン皆無。でも面白かった! 友達に9人兄弟の子がいたな…と思い出しました。→実が兄弟にカミングアウトしたあと、兄弟みんなで母親に「実君、ホモで彼氏が居るんだって!」と報告されるシーンが笑えました。

「めまい」(田中鈴木)を読みました。
6年くらい前に1回読んだだけなのに、すごく印象に残っていて、もう一回読みたいなと思ってたのです。短編集なのですが、やっぱり凄く面白い。そして重い。
表題作の、両親を殺した男子高校生の逃避行話と、人を食わなければ生きていけない、人喰い人種の話が面白かったです。田中さんの作品は、奇抜な設定でBLなのにラブ少なめ。そこが面白いです。



2007年06月12日(火)

8月末で派遣元との契約を切られることになりました。
前のオタク会社では「事務に向いてない」と言われ、今回は「接客に向いてない」と言われてクビに。「会社勤め自体向いてないってことか? 私は一体何をしたらいいんだ」と友達に電話で話したら、「山奥にこもって陶芸でもすれば?」という答え。確かに、私に何か才能でもあれば、それを活かしたいものですが…そんなものはありませんので、また仕事を探します。



2007年06月08日(金)
鳥人ヒロミ「成層圏の灯」「バス停留所」

鳥人ヒロミさん「成層圏の灯」シリーズと、「バス停留所」シリーズを読みました。
私が「リバが読みたいんです」と言ってたら、多紀さんが貸してくれたのです。「元気出してください。といっても、鳥人さんでは元気出ないかもしれませんが…」という言葉と共に。
読み終わってみると、確かに。もの凄く面白いんだけど、重すぎて、腹にズシーンと来ます。
「バス停留所」続編の「少年は背中で恋を語る」、鳥肌立ちそうなほど面白かったです。まさしく、男同士でしか描けない世界でした。恋が世界の全てではなくて、守りたいプライドやら才能への嫉妬がある、というのがリアルで良かったです。痴話ゲンカがかなり本気で殴り合ってて、痛い…。先輩の髪型・性格は巧を思い出す(これも学生スポーツの話だし)。
「成層圏の灯」は、かなり英寄りの気持ちで読んでたので、佐伯酷い!と思ってたのですが、佐伯視点で考えると、確かに普通の人には英は重いのかも…。幸せになってくれて良かった、と、最後には身近な友人を見守るような気持ちになりました。



2007年06月03日(日)
1300万部の作家

今朝、「ボクらの時代」という番組に、あさのあつこさん、森絵都さん、佐藤多佳子さんが出てました。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/jidai/backnumber/107000001-10.html
最初、新聞で「1300万部の人気作家」という説明文を見て、誰だろう?と思ってテレビをつけてたら、三人が出てはったのです。最後10分しか見てないのですが、おそらく三人合わせての部数なのでしょうね。それにしても凄いな。
森絵都さんは、囁くようなかわいい声で、繊細そうな方でした。佐藤さんは、しっかりして逞しそうな感じ。イメージと逆でした。「(仕事が忙しくて家事が大変なので)お嫁さん欲しー!」とか、「スランプ経験したことない」というあさのさんに、驚く森さんとか、和気あいあいと楽しいトークでした。最初から見たかったなー。



2007年05月31日(木)
楽園建造計画4、恋のドレスとつぼみの淑女

大原に行ってきました。
母の日のプレゼントに、温泉に連れて行くわと言ってたのを、やっと実行。京都駅からバスで1時間。京都市内とは思えない、山と田んぼに囲まれた、のどかな所でした。味噌鍋を食べ、露天風呂へ。初めて五右衛門風呂に入りました。すぐ後ろが山なので、緑に囲まれ、景色が綺麗。他にお客さんが居なかったので、貸し切り状態でした。

「恋のドレスとつぼみの淑女」(青木祐子)読みました。
面白かったですv 19世紀のイギリスを舞台に、人の心を映すドレスを作る女の子の話。最初、パメラがあまりに強気なので、そんなんで客商売大丈夫か…と思ったのですが、クリスの性格とドレスの威力を知ると、納得いきました。ドレスの描写が素敵ですね。昔のヨーロッパのドレスが好きになので、あれこれ想像して楽しかったです。

「楽園建造計画」4巻(高遠琉伽)も読みました。
面白かったんですけど、エロが足りん(欲望に正直ですみません)。
高穂と蝶野が、成り行きで旅行に行くことになり、「旅先で進展が!?」とワクワクしてたら、のんびり釣りをしただけで終わり。手を繋いで帰るシーンで「蝶野、恋心自覚?」と思ったけど、何もなく。桜の木の下で告白か?と思ったら、学生証渡しただけって。君たち中学生か!! しかもそのまま卒業しちゃうし。最後、アパートが取り壊される日に再会して、告白しただけで終わってしまいました…。
でも、青春物として面白かったです。バーベキューの日に、時間がゆっくり流れてくれないかと願う、高穂の気持ちにグッときました。
書き下ろしは、進展あるかと思ったんですけど、寸止めでしたねー。さすが高遠先生、シャレードで書いてるのに清純派。
「さよならを教えたい」の方も面白かったです。こっちはエロは多いけど、別れてしまいましたね。つくづく、上手くいかない。でも納得のいく終わり方でした。



2007年05月28日(月)
小谷美紗子インストアライブ

小谷美紗子さんのインストアライブに行ってきました。(於:梅田のタワーレコードNU茶屋町店)

結構、人がいっぱい。小谷さんは小柄なので、ほとんど見えない状態。小谷さんは、少し茶髪のショートカットに、黒スーツ姿でした。
歌は、新曲を中心に5曲。RUM&GINGER、YOU、オオカミ、Out、消えろ、でした。
きれいな声で、やっぱり凄く歌が上手い。「オオカミ」のバンド版アレンジも、ベースの音色が良いなーと。しかし、歌詞は情念こもりすぎで、これを歌われる彼氏の気持ちはどんなだろ…と思います。新曲の「YOU」も、生で聞いた方が、グッときました。
http://www.youtube.com/watch?v=1-Y92SCTUbk

6月9日(土)に京都でも、インストアライブ(無料)がありますので、ご興味がおありの方は是非。タワーレコード京都店で4時〜です。

ふゆさん、多紀さんさんとご一緒でしたので、そのままお茶しに行くことに。KITCHEN GARDENで、かなり濃い話で盛り上がりました。ふゆさん、腐女子でもないのに、すみません。
多紀さんが、「子供の頃から次元(ルパン三世の)が好きだと、将来オヤジ好きになる確率が高いんです」と。どんな統計ですか、それ!(笑)

あと「シャルダン作家」という言葉を初めて聞きました。BLではないけど、それを匂わせる作風の作家のことですって。私が「シドニイ・シェルダンから、ですか?」と聞いたら、「いいえ。芳香剤です」と。なるほど!!(笑)
「じゃあ、高村薫もですね」って話をしたら、のりこさんといずみさんが凄い盛り上がりを見せました。高村さんは「同性愛描写多いですよね?」という雑誌の質問に、「意識してません」と答えたそうで、「じゃあ、あれ、無意識なのか!?」と騒然。無意識であれって、相当好きってことですよ…。あと、柴田よしきのrikoシリーズとか。五條瑛もそうなんじゃないの? と。
更に「朝チュン」という言葉の意味を、ふゆさんに説明したら、えらいウケてはりました。私は、一般的な用語だと思ってたんだが…。

話が長くなったので、フラッグスカフェに移動。しかし、ここでも話し込んで、ハッと気づいたら、近くのテーブルがみんな帰ってしまってました。
NHK「中学生日記」の「腐女子だって恋をする」の回の内容を聞いて、頭を抱えたり。何の教訓・必然性があるんだ、その話…。
ポケモン同人誌事件の、詳細を聞いて、当事者が大変気の毒になったりしました。それは訴えた側が大人げないと思う。

田中鈴木さんの話をしたら、ふゆさんが「何その名前は!?」と興味を持たはったので、その後コミックランドに行くことに。ちょうど、「君に届け」4巻と「楽園建造計画」4巻も欲しかったことですし。

更に、ふゆさんが「ゴルゴ13」が欲しいってことで、「まんだらけ」に行くことに。
木原音瀬さんコーナーができていて、絶版本、単行本未収録作の掲載雑誌に高値がついてました。雑誌1500円て! コールドシリーズのラストが雑誌と本で大分違うらしくて、読んでみたかったんですけど、b-boy三冊セットで2100円でした…。結局買わず。

ふゆさんが、だらけの袋のままで帰ろうとされてたので、多紀さんが袋を渡してはりました。そのまま帰ると、分かる人には分かりますので、大変危険です。



2007年05月26日(土)
「シュミじゃないんだ」三浦しをん

「シュミじゃないんだ」(三浦しをん)を読みました。
抱腹絶倒。若冲展の待ち時間に、読みながらニヤニヤしていて、アヤシイ人と化してました。三浦さんとは趣味が合うわ!と勝手に思ったり。依田沙江美さんの「真夜中を駆け抜ける」と「千の花」で、感銘を受けたセリフが全く一緒。山田ユギ作品の中で、特に「俺は悪くない」が好きなのも一緒だ。私の心の中を正確に代弁してもらってるような気持ちでした。
オヤジ語り&巻末オヤジ小説も、面白かったです。すいさん、オススメですよ!(笑)ただ、「加齢臭」と「ブリーフ」はやめて欲しかったな(^^; 私はそこまでの本物らしさを求めていません。
いいリバ作品を読みたいなーと思ってましたので、鳥人さんを本屋で探してこようと思います。もっと、BL界にリバ増えると良いですね。
「幻想の三角関係好き」にも笑いました。人のツボって、その人の心の奥底の願望を如実に表していて、興味深いですね。私は、「友情の延長線上の恋愛好き」です。
とても的確でユーモアあふれる、素晴らしい書評でした。この調子で、BL小説版書評本も出して欲しい。



2007年05月25日(金)
宝塚、見に行きました

宝塚歌劇団の公演を見に行ってきました。
今日、突然チケットをいただいたので、会社帰りに行くことに。

宝塚、初めて見ましたが、豪華絢爛でした。次々と衣裳も人も入れ替わり、めくるめく世界が…。会場は女性ばっかりでした。トークも面白かったです。舞台の失敗談とか、笑いました。
男役の人たちは格好良かったです。女の人が演じる男の人って、現実には居ない、理想の男性って感じですね。娘役の人は可憐。あんなに細くて、よく機敏に踊れるなぁ。

>ミヅキさん
篠田真由美お好きでしたよね? サイン会が、6月23日(土)に大阪であります。
『一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿』 (講談社)
14:00〜 要・整理券 旭屋書店 天王寺MIO店
http://www.kodansha.co.jp/event.shtml




2007年05月20日(日)
「情熱大陸」

「情熱大陸」を見ました。今日は、タテタカコさん。
冒頭の「宝石」から泣いてしまいました。前に京都のイベントライブで聞いたときも、泣いてしまったんですけど。映画「誰も知らない」の中で聞いた時はそこまででもなかったんですけど、生で聞くとグサッときます。
歌の通りの、本当に飾らない素朴な人で、注文があったCDを自分で発送してるってのに、ビックリ。しかもスッピンなのか! 肌きれい。スタジオでレコーディング中に、急に思いついてピアノまで走ってって曲作り出すところとか、創作の現場が見られて面白かったです。
セールス枚数を番組内で言ってましたけど、意外。タテさんでもそんなものなのか…才能ある人だと思うけどなぁ。

>あもさん
で、執事喫茶には行かれたのですか?(笑) 私も今日のお昼、ロールカツのお店でお弁当買いました。美味しかったです。