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やすみ日記
梅子
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2007年03月31日(土)
夜桜の会

京都に夜桜を見に行ってきました。

まずは食事。木屋町の和’sさんにて。すごく接客が良かったです。間違えて三条店の方のクーポンを出したら、今回だけ、といって使えるようにしてくれはりました。
お酒も美味しかったです。グレープフルーツを絞るの、私とくみさんがちまちまやってる横で、多紀さんは、くいっと一捻りでした。すごい!(笑) 「天使の梯子」というカクテルがあって、名前がかわいい。多紀さんの職場の話とか、水上ルイさんの話で盛り上がりました。水上ルイ・マジックというのがあって、「ボクの恋人は何て素敵なんだろう」というセリフが必ず入る。それがないと、物足りないそうです。水戸黄門の印籠のように(笑)

その後、木屋町通りを四条〜五条まで歩きました。咲いてる桜と咲いてない桜がありましたが、ライトアップされててキレイでした。そして、記念撮影を。知り合って4〜5年経つのに、写真を撮るのは初めてでした(^^; 多紀さんと撮り損ねたのが心残りです(><)フラッシュを焚かないで撮ったのは、皆ピンぼけでした…。フラッシュを焚いた一枚だけ、人物はちゃんと撮れましたが、夜桜はまったく映らず。難しいですね。
木屋町通りのお店、「千と千尋」みたいな古い格好いい建物が多くて、素敵でした。「リバーオリエンタル」とか、一度行ってみたいですね。

多紀さんは、当初の予定では、お友達の杉田さんの家で、着物を着付けてもらうはずだったそうです。「着物って着たいけど、大阪とかだと着る場所無いんですよねー」っておっしゃってたので、「普通のお食事会でも、私とペリエさんが着物を着ますよ! 是非ご一緒に」とお勧めしておきました(笑)



2007年03月22日(木)
倉橋ヨエコライブ(BIG CAT)

倉橋ヨエコさんのライブ(心斎橋BIG CAT)に行ってきました。
ヨエコさん、今回は和柄キャミソールドレス。可愛かったです。細い〜。
一曲目は「桜道」。一声を聴いた途端、ちょっとウルっときました。今回、サポートのベース&ギターがいつものメガネレンチではなかったので、変わったんだと思っていたら、終盤「スペシャルゲストです!」と言って、メガネレンチ古城氏が登場。てっきり、大阪だし、ANATAKIKOU松浦さんかと思ったよ。
新しいアルバム、ただでさえ好きな曲が少ないのに、「花とダンス」をやらなかった…。ヨエコさんの歌いっぷりは堂々としてたし、いいライブでしたが、不完全燃焼。「あいあい」のアレンジは、ライブの方が好きです。最後に「人間辞めても」が聴けて嬉しかったなぁ。そして、前にライブでやった「あの子のあなた」はどうなったんだ…CDに収録されへんかったけど。

会場で偶然、前の会社の同期に会いました。去年一月半でクビになったオタク会社です。向こうも凄いビックリしてて、「今どうしてるの?」という話に。彼女も、私の後に会社を辞めたそうです。海外事業部の募集で入社したのに、いきなり「店舗に行け。でないと社員にできない」と言われたそうで。相変わらず無茶苦茶な会社や(--;

その後、ふゆさんとベトナム料理を食べ、本の話で盛り上がりました。山崎豊子面白い!という話や、満面の笑顔で、佐々木丸美さん「雪の断章」をお勧めされました。今度読んでみます。

セットリストは以下の通り。
桜道
薬箱
いただきます
赤い屋根の下で
卵とじ
あいあい
流星
盗られ系
涙で雪は穴だらけ
梅雨色小唄
白の世界
今日も雨
方程式
ダルマさんが転んだ
追跡
東京
恋の大捜査
損と嘘
春夏秋冬

人間辞めても



2007年03月16日(金)
『鍋島』ー日本磁器の最高峰

将軍家への献上『鍋島』ー日本磁器の最高峰(大阪市立東洋陶磁美術館)に行ってきました。

平日の午前中なのに、人がたくさん。今まで焼き物とかの展覧会に行ったことがなかったんですが、行って正解。美しい! 圧巻でした。

染め付けの青の色遣い、青磁の鈍い水色の輝き。精緻で大胆な柄。いくら見ても飽きません。常設展と合わせて300点近くあるので、見応えがあります。形も面白い。色の組み合わせとか、着物にも応用できないかなと思いながら見てました。黄色は、緑・青とよく合うな、とか。重文の桃のお皿、桃のざらざらした感じとか、表現が細かいですね。ウサギのお皿や、本のお皿も可愛かった。組みひものお皿も好き。

ミュージアムショップで、皿のレプリカが売ってましたが、ちょっと高い。迷った末、図録は買いました。高かったけど、凄く良い展示だったので。

常設展の中国磁器も美しかった。自然採光と言って、照明を使わず、天窓の光だけを使う展示があったんですが、磁器のなめらかさ優しさがよく出ていて、良かったです。白磁の繊細な浮き彫りも素敵。染付け皿の青も、本当に、ハッとするような真っ青でした。鍋島






2007年03月11日(日)
狂言ワークショップ

「伝統芸能に学ぶ〜大阪の狂言にしたしむ〜」(難波市民学習センター)に行ってきました。
講師は善竹隆司さん、隆平さん兄弟。まず、狂言「しびり」の上演。8分くらいの短いお話で、面白かったです。太郎冠者がお使いに行きたくないばっかりに「足がしびれた」って嘘をつくんですけど、その言い訳が「兄弟が多くて、父母は相続させる物がないので、私にはしびりを相続させたのだ」って、そんなわけないだろー!(笑)主人も「そうか」と言って、額に塵をつけておまじない唱えるし(当時の民間療法らしい)、ほのぼのしたバカバカしい話です。
その後、舞台に立って、構えとすり足を教えていただきました。構えのまま発声すると、膝がしんどくてぷるぷるしそうです(笑)ただ立ってるだけでも、力要りますねー。
あと、せりふと謡いの発声。蝸牛の「でんでん虫々〜♪」とか、何度も謡ってると楽しくなってきます(笑)
扇を使った表現、のこぎりやお酒、ふすまなどを実演してくださいました。隆平さんがお酒飲んでる横で、隆司さんが「早う飲め」「静かに飲め」とつっこんではって、面白かったです。
お兄さんの隆司さんは、始終にこにことわかりやすく楽しい解説をしてくれはって、弟さんは憎めない太郎冠者を愛嬌たっぷりに演じてはりました。
最後は狂言「清水」。これも、お使いに行きたくない太郎冠者の話。今度は「鬼が出た」って嘘をつくのですが、主人が現場に行ってくると言いだしたので、太郎冠者が鬼に化けるっていう。
1時間半、あっという間で楽しかったです。参加者は女性が多かったですね。若い方も多い。「動きやすい服装」って書いてあって、周りはジーパンの方が多かったです。

新日曜美術館「日曜美術館30年展から」が、今晩8時〜NHK教育にて放送されます。田中一村、横山操等が紹介されますので、ご興味がおありの方は是非。http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-03-11&ch=31&eid=5708



2007年03月09日(金)
宇多ゆりえ(榎田尤利)さん

宇多ゆりえ(榎田尤利)さんの「シズリのひろいもの」を読みました。
童話っぽいSFです。異なった生き物同士でも共存できる、という可能性を示すラストに、心が温まりました。羽海野チカさんの暗記パンの話を連想する。一族の中で一人だけ異質な存在。見方を変えると人を救う能力があって…というあたりが。ゆきのまち幻想文学賞小品集15「心音」に収録されてます。
ここからネタバレです。
地球温暖化で世界が氷河期になり、寒くても生きていける雪男型人間が繁栄。普通の人間は、南に一部残るのみ。主人公のシズリが人間の子どもを拾う。体温の高い人間を育てられるのは、寒さに強い彼だけ(おそらく、彼の父親は人間だから)で…という話。設定は、はっきりとは描かれてないんだけど、想像させるものがあって、素敵でした。

NHK「知るを楽しむ」の「京都きもの玉手箱」、今日から放送でしたね。見逃しましたー。15日の再放送を待ちます…。http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200703/thurseday.html#1




2007年02月25日(日)
茂山家ドキュメンタリー

バッテリーの映画の映像、少し見ました。
青波が病室で呼吸器をつけてて、重病人の設定にされてる(^^; 巧役の子は、睫毛バシバシで目が大きくて、美少年。優しい感じの顔ですね。お父さんも会社で野球やってる設定になってたり、原作とは大分違う。お涙ちょうだいヒューマンドラマにされてるんだろうか…。見に行くかどうするか、迷います。

「茂山家 笑いの秘密」
http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7397_001.html
CSのフジテレビ721で見ました。茂山家の現当主、千五郎さんがアル中だったとか、かなり赤裸々な内容でビックリ。父も祖父も人間国宝で、そのプレッシャーに耐えかね、ということだそう。とは言え、厳しいながらも仲の良い一家で、見ててほのぼのしました。
オープニングで、童司さんが泣いてて、宗彦さんが「俺らには茂山の血が流れてるんやから」って励ましてた映像、本編には出てこなかったんですが、何だったんだろう。
再放送は、26(月)22:00〜22:50、27(火)23:00〜23:50です。



2007年02月23日(金)
倉橋ヨエコ「色々」

倉橋ヨエコ「色々」買いました。
特典の自伝本。いじめられっ子で、空想上の友達と話す日々って…ある意味、歌のイメージ通り(泣)初恋の文通相手も妄想の人物って。おいおい。大学時代、「東京は派手だ」と勘違いしてゴスロリの格好してたって話、可笑しいな。ヨエコさんのイラストも味がある。
アルバムは…うーん。アレンジはこなれてるんだけど、好きな曲は少ない。昔のように、泥臭く弾き語ってくれた方が良いな。「桜道」「花とダンス」「白の世界」が好きです。しかし、公式サイトの解説にあった通り、「今日も雨」は、本当にアジカンっぽい。
ヨエコさん、「ミュージシャンだと名乗るためには、進化しないと。好きなように弾いて歌ってるだけじゃ駄目だ」みたいなこと言ってはったけど、私からすると「無理に普通の人にならなくて良いよ。そのままで」と思います。綺麗な耳障りが良いだけの歌なら、他にいくらでも歌う人が居るだろうから。

京の伝統体験教室、16日に申し込んでたんですが、用事があるの忘れてました…。
まだまだ空きがありそうですので、ご興味がおありの方はどうぞ。
http://www.miyakomesse.jp/fureaika/densan/2007/index1.html



2007年02月22日(木)
木原音瀬「WELL」

木原音瀬「WELL」読みました。
ある日、世界が砂漠化して、生き残ったのは地下にいた人間だけ。数少ない食料をめぐって争いが起きる…という話。
木原さんの本の中でもダントツの痛さです。これに比べたら、「FLOWER」の方がずっと愛があるような気がする。もう、BLじゃなくてSFです。BLというジャンルで出す意味、どこにあるんだろう?
でも、表題作の「WELL」はまだ好き。問題は続編「HOPE」の方です。これ、続き書かない方が良かったんじゃ。希望が全然無い。しかも脇役視点だし。主人公達の関係はどうなったの? 
ネタバレ世界が砂漠化した理由とか(水素爆弾かと思ったのですが)、最初の仲間殺しの犯人は、しのぶじゃないの? とか、疑問への答えが全然出てない。木原さん、後書きで「助けが来るバージョンも考えて」って書いてあったけど、どうしてそっちを書いてくれなかったんですか!(泣)編集さんも止めてくれよー。こんな、愛が無くて暴力ばかりのグロイ話読みたくないよー。
私は、伊吹の考え方がおかしいとは思わなかったんですよ。むしろ、凄くまともだから、デパ地下の人の食料を奪いに行こうとしたんだと思うし。あっさり殺されるより、強行派の伊吹と、正論だらけの田村との対立を、描いて欲しかったなぁ。
それか、デパ地下側との息詰まる攻防とかを期待してました。大津のキャラは、ひたすら汚らわしいだけで、読んでて何も得ることがなかった。しかし、私はデパ地下の人たちが受け入れを決定した時点で、地下街の人たちを食料にするつもりだって、分かりましたよ。かなり人でなしなんだろうか。
そうは言っても、途中まではかなり面白かったです。私が続編書くなら、世界で何が起こってるか分かって、砂漠を脱出するめどが立つとか、希望を持てる終わり方にする。亮介も、しのぶのことを少しずつ理解していくとかね。だれか、同人誌で書いてください…(でないと立ち直れない)
藤子不二雄の短編漫画を思い出しました。宇宙船が無人星に不時着して、正義感のあるリーダと、ジャイアンみたいな暴君が対立する話。これは最後には、宇宙船の穴を氷で塞いで脱出するんですけどね。どうして木原さんは…(--;

         ◇
木原さん、6月の新刊は「牛泥棒」です。わーい。このタイトルで、挿絵・依田沙江美さん、和風ファンタジーって、想像つきませんね(笑)楽しみ。



2007年02月19日(月)
「ラスト・イニング」

「ラスト・イニング」あさのあつこ、読みました。
瑞垣、あんなに悩んでたのは何だったのさ、ちゅーくらい、あっさり問題解決してましたな。野球辞めたんなら、高校入って、彼女作ったり遊んだりすれば良かったのに。「器用な人」という設定に違和感が。そして、門脇はちょっと情けなくなってた。しかし、巧が県外に進学したらどうすんの?という問いに、「あいつはどこにも行かねえ」と断言してるのが可笑しい。盲目というか。巧のことなのに、何であんたが断言すんの(笑)そして豪と巧はがっちりとした絆が…。豪、そんなに思い詰めてて大丈夫か? 



2007年02月18日(日)
あしたをつかめ

明日放送のNHKの「あしたをつかめ」、プラントオペレーターです。「許可証をください!」の世界ですねー。見よう。
http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/111/next.html

見ました。ヘルメットかぶって点検。ホース持って訓練。喜美津化学よりずっと大きな工場でしたけど、まさしく、前原みたいな仕事でした。
主役の方、まつげバシバシで可愛い感じでした。しかし、お父さんに憧れ就職、資格も次々取得して、立派な若者だ。
興味深いけど、地味な仕事なので、あれを小説として面白く読ませる「許可証」はさすがだと思いました。