よしながふみ「大奥」1巻読みました。 新聞等の書評でよく見かけて、よしながふみだし面白いのは間違いないと思ってましたが、実際読んだら、想像以上でした。すごい。男子の人口が女子の四分の一。働き手はみんな女。将軍も女。という世界の男ばっかりの大奥の話なのですが、それだけ聞くと荒唐無稽っぽいのに、なんなんでしょ、このリアリティ。単純に、男女逆転しただけではない、性差の妙が面白いって言うか…面白い話って、他に言いようが無くて感想に困りますね。水野が、幼なじみの前に現れたときの縞の着物、格好良かったぁ。背中に流水紋だけの黒の裃も、粋ですねえ。映像化して欲しい…。将軍(女)も、行動力と決断力があって男前ですね。
映画「不毛地帯」(山崎豊子・原作)をビデオで見ました。 冒頭に「この作品には特定のモデルはいません」って出るんですが「いるじゃん!」って、突っ込んでしまいました。ラッキード社とか丸藤とか…めちゃめちゃ丸わかりの社名(^^; 関東軍の参謀長だった壱岐が、11年間のシベリア抑留後に帰国。近畿商事に入って、戦闘機購入をめぐる商社と政治家のドロドロの駆け引きに巻き込まれる…という話ですが、原作は長い長いシベリア抑留描写でめげました…辛い。映画ではかなり端折ってます。川又さんのことは電車で敬礼してる時点で気づいたので、「壱岐! 何してるの家まで送りなよ!」とジタバタしたくなりました。それにしても貝塚長官…何という腹黒い、腐った人間なんだ。もっとぶん殴ってやれば良かったのに。ラッキード社の戦闘機は、川又さんや壱岐が入れ込むほど、本当に性能良かったのか? 結局、墜落事故の原因も分からないし。試作機2機しかできてない、東京商事の推してた戦闘機も論外だけどな。
「最後のドアを閉めろ!」のドラマCDを聞きました。 永井さんがホントに永井さんだった。本田も俊兄も、かなりそれっぽいですね。ただ、斉藤君…可愛い子ちゃん喋りの似合わない声だ。もっと自然体の方が良かったかも。かなり原作に忠実で、ギャグとか楽しかったです。最後の声優さん達のフリートーク、テンション高! ずっと笑い声してるし。フリートークのあるドラマCDを初めて聴きましたが、どれもこんな感じなのでしょうか。
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