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やすみ日記
梅子
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2005年11月28日(月)
ヒストリエ3巻

岩明均「ヒストリエ」3巻が出ましたね。
相変わらず面白いのですが、話があんまり進んでない…。この話の真価が分かるのはまだまだ先なのでしょうね。売られて、家を去っていく時のエウメネスの叫び、カロンの慟哭が、心に残りました。サテュラも可愛いね。この先、むごい目に合わなければいいんだけど。



2005年11月26日(土)
いい次郎の日

お久しぶりです。今日は、誕生日でした。が、休日出勤……昨日、KOMSおしゃれコンサートに行くために定時で帰ったので、仕事が終わらなかったのです。眠い。帰ってきたら、妹が帰ってきてて、プレゼントにお弁当箱をもらいました。わーい。


2005年11月06日(日)
大奥、不毛地帯、最後のドアCD

よしながふみ「大奥」1巻読みました。
新聞等の書評でよく見かけて、よしながふみだし面白いのは間違いないと思ってましたが、実際読んだら、想像以上でした。すごい。男子の人口が女子の四分の一。働き手はみんな女。将軍も女。という世界の男ばっかりの大奥の話なのですが、それだけ聞くと荒唐無稽っぽいのに、なんなんでしょ、このリアリティ。単純に、男女逆転しただけではない、性差の妙が面白いって言うか…面白い話って、他に言いようが無くて感想に困りますね。水野が、幼なじみの前に現れたときの縞の着物、格好良かったぁ。背中に流水紋だけの黒の裃も、粋ですねえ。映像化して欲しい…。将軍(女)も、行動力と決断力があって男前ですね。

映画「不毛地帯」(山崎豊子・原作)をビデオで見ました。
冒頭に「この作品には特定のモデルはいません」って出るんですが「いるじゃん!」って、突っ込んでしまいました。ラッキード社とか丸藤とか…めちゃめちゃ丸わかりの社名(^^;
関東軍の参謀長だった壱岐が、11年間のシベリア抑留後に帰国。近畿商事に入って、戦闘機購入をめぐる商社と政治家のドロドロの駆け引きに巻き込まれる…という話ですが、原作は長い長いシベリア抑留描写でめげました…辛い。映画ではかなり端折ってます。川又さんのことは電車で敬礼してる時点で気づいたので、「壱岐! 何してるの家まで送りなよ!」とジタバタしたくなりました。それにしても貝塚長官…何という腹黒い、腐った人間なんだ。もっとぶん殴ってやれば良かったのに。ラッキード社の戦闘機は、川又さんや壱岐が入れ込むほど、本当に性能良かったのか? 結局、墜落事故の原因も分からないし。試作機2機しかできてない、東京商事の推してた戦闘機も論外だけどな。

「最後のドアを閉めろ!」のドラマCDを聞きました。
永井さんがホントに永井さんだった。本田も俊兄も、かなりそれっぽいですね。ただ、斉藤君…可愛い子ちゃん喋りの似合わない声だ。もっと自然体の方が良かったかも。かなり原作に忠実で、ギャグとか楽しかったです。最後の声優さん達のフリートーク、テンション高! ずっと笑い声してるし。フリートークのあるドラマCDを初めて聴きましたが、どれもこんな感じなのでしょうか。



2005年11月05日(土)
プチ○○の会

ペリエさんと、本町の繊維問屋街・船場センタービルに行ってきました(詳しくは着物日記に)。で、その後梅田にもどって、ミヅキさんと合流。
「最近、ミヅキさんと八澄さんにお勧めの作家さんが居るのよ…仕事もちゃんとしてて、爆弾魔が出てきて」
「爆弾魔が、キチンと仕事してるんですか!?」
「違うの。それぞれ別の話」
という会話をペリエさんと繰り広げてました。夜光花さんという方らしいのですが、どうしても「夜光虫」と覚えてしまう。
あと、花丸の新人さんで時代物を書いてた方が良かったとか。花丸、許容度広い。レーベルによっては「時代物・ファンタジー・SF・ミステリー・ホラー駄目」ってとこありますよね。学園モノかリーマンしか書けんじゃないか。



2005年11月03日(木)
原田直次郎

今週土曜日の「美の巨人たち」は原田直次郎ですね。
何かの本で見たのですが、確か男前だった。なので名前を覚えてました。「靴屋の親爺」という油絵が、すっごい迫力ある。美術界で正当に評価されず、若くして亡くなられたということで、生涯も気になります…森鴎外との熱い友情も(笑)



2005年10月30日(日)
「オヤユビヒメ∞」

藤枝とおるさんの「オヤユビヒメ∞」1〜4巻読みました。
2巻と3巻と表紙が可愛い。学園モノで和風前世モノで芸能界モノ…? 歌舞伎を題材としてるそうで、前世は花魁とかだったり。この人間関係がまた、入り組んでます。主人公は地味なメガネっこですが、冷めてて頭が良くて、実は負けず嫌いで、格好いい。絵が丁寧で、カラーが魅力的。しかし…イメチェンして可愛くなった主人公が、二人の間でふらふらすんのは、どうかと! どっちかはっきりしようよ。つばめの運命の相手は見つかるのかな?



2005年10月29日(土)
ラジオドラマ「フリオのために」

「フリオのために」聴きました。
え? あれで終わり? フリオは絶対、久美ちゃんのことが好きだと思ったけど、違うのか…ぬか床から出てきた光彦と、奇妙な三角関係を繰り広げてくれると期待していたのですが。「沼地のある森を抜けて」の方はもっと加筆されてるのかなぁ。久美役の方は、さっぱりした声と演技で好きでした。

津原やすみさんと津原泰水さんが同一人物で、しかも男性ってことを、今日初めて知りました。えー! 小学生の頃、X文庫の「あたしのエイリアン」シリーズが好きで、よく読んでました。まさか男性とは。そして今ホラーを書いてるとは。確かに「やすみ」という名前は、女性とは限りませんけどね。



2005年10月27日(木)
「発明家に手を出すな」

烏城あきら「発明家に手を出すな」を読みました。
面白かったです〜v 特許申請を代行する、弁理士という職業にも触れられて興味深い。しかし、大企業が発明家・原田と結んだ契約の汚いやり口には、こっちまでむかっ腹が立ちました。真っ向勝負を挑んだ主人公、よくやった! 明日までに大企業より早く特許を申請しなきゃ!と焦ってる後半…あれ?ラブは?という感じで、恋愛色薄めです。主人公は結局、恋を自覚していないようだし。続きは出るんでしょうかね。大企業とのバトルのその後も気になります。



2005年10月24日(月)
「くうねるところすむところ」

平安寿子さんの「くうねるところすむところ」を読みました。
編集者だった普通のOL・梨央が、一目惚れしたトビの親方を追いかけて、工務店に転職。ついには現場監督を任されて…っていう話なんですが、面白かったです。家を建てるって仕事に対する意気込みが良い。トビの親方も、ガタイ良くて頼りになるのに、一度結婚で失敗してから、恋愛にはヘタレ。そこがかわいいなぁ。それまで専業主婦だったのに、離婚した旦那の代わりに社長をやる羽目になった郷子と、梨央の掛け合いも楽しいです。ネタバレ→梨央と親方の恋は決着付かないまま、ほのかな感じで終わってるので、続きが読みたいです〜。先輩現場監督・山本くんも、この先梨央に惚れるんじゃないでしょうか。それにしても、社長業は大変だよね…。特に建築現場はね。予定通りに行かせるの大変やろうしなぁ。「現実の98%くらいはシビアでも、2%には夢ややりがいがあるの」という梨央のセリフが良かったです。



2005年10月23日(日)
ユギさん祭り

山田ユギさん。結局、駅前の本屋さんにて6冊購入。一気に読みました。「最後のドアを閉めろ!」が面白かったです〜vv 斉藤君かわいいかわいいとそればっかり思ってました。テンポ良くてギャグも面白く、ほんと楽しい話ですね。ドラマCDも聴いてみたい。あと「ピクニック」収録の「わたしたちどうなるの」。同僚の小説の原稿をチェックするうちに芽生える恋。いいですね〜。転勤までのカウントダウンや、うなじの傷のエピソードが効果的。短い話なのですが、何度も読み返しました。もっと多いページ数で読みたかったなぁ。「誰がお前を好きだと言った」収録の「我が家は楽し」のオヤジカップルも好きでした。バツ1とバツ3同士、同窓会で再会。ええなぁ〜。